大神神社 ⑤
日本最古の神社といわれる大神神社です。
大神神社
ご神体は三輪山そのもので、本殿はなく、拝殿から三ツ鳥居を通して山に向かって拝みます。
三輪山は国を開いた大物主大神(大国様)が御魂を留めたという霊山。「パワースポット」と称されるよりはるか昔から「神の宿る山」として崇められてきた聖地です。
ご神体の三輪山は、古くから一木一草にいたるまで斧で伐採することを許されていないそうです。
松や杉、ヒノキなどの大樹が生い茂る参道は、どこか懐かしくて優しい雰囲気に包まれていました。
祭神・ご神体・神徳
大物主神(おおものぬしのみこと)
祭神は国土草創の神として知られているが、ご神体は神社の東の方向にある「三輪山」とされている。神々の宿る神聖な山を神奈備(かんなび)というが、「三輪山」は神奈備として太古の昔から崇められてきたといわれている。
由緒・伝説
神代の昔、大己貴神(おおなむちのみこと)が自らの魂を三輪山に鎮められ、大物主神の名で祀られたのが大神神社の創始であるという。
何れにしても大神神社は日本最古の神社の一つとしてよく知られており、現在でも、本殿が置かれておらず、拝殿からご神体である三輪山を拝するという原始形態の神祀りの様式をとっている。
巳の神杉
拝殿前の広場の右寄りの場所に「巳の神杉」と名付けられた大きな杉の木がある。
この「巳の神杉」には神様の遣いの蛇が住んでいるといわれており、酒と卵が供えられている。
大神神社の境内には多数の大きな杉の木が生育している。
また、拝殿までの参道途中の手水舎の傍にも大きな杉の木の切り株があり、これは「しるしの杉」と呼ばれているようで、三輪の七本杉の一つとの説明書きがある。
杉の木とこの神社との間には少なからぬ因縁があるのでなないかと思われる。
奈良県 桜井市 三輪明神大神神社 パワースポット 三輪
大神神社の中を撮影者の徒歩のスピードでゆっくりとみせてくれます。
アクセス
JR桜井線「三輪」駅下車。改札口を出て西に進み直ぐ右(北の方向)に曲り商店街の中を進む。
商店街を抜けると広い参道に出るので、右(東の方向)に曲り、JRの踏切を渡り道なりに進むと大神神社の「二の鳥居」に着く。
駅から徒歩約7分。