― Metamorphose ―

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カテゴリ:メルヘン( 31 )

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【 野良にゃんこの思い出 3 】

ずっと、
クロ子の遺体から離れずに
蘭子は泣きづづけました。

「おばさん、おばさん、目を覚まして!」

野良猫は発情期の猫同士の喧嘩や、
飛び出す習性があるので交通事故にも遭いやすい。
また、猫パルボ・白血病・伝染性腹膜炎などの
怖ろしい伝染病よって、命を落とすことも多い。

野良猫の寿命は、仔猫の死亡率が特に高いため
平均して3~4年といわれている。

室内で適正飼育されている
飼い猫(ペット)は15~20年くらい
長生きすると最近に調査で分かりました。

同じ猫なのに、この寿命の差は何でしょう?

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近所の住民が通報したのか、
翌朝、ゴミ回収のパッカー車がきた。
作業員はクロ子の遺体を掴むと、
ゴミ処理口に放り込んだ。
野良猫の死体なんて、ゴミと同じ扱いだ。

クロ子の死体を乗せたパッカー車を
蘭子は泣きながら……
どこまでも、どこまでも追いかけていった。

独りぼっちになるのが怖くて耐えられなかった――。

そして、ハッと気づいたら、
知らない町まで来てしまっていた。
帰り道も分からず、ウロウロしていたら……

「おい、チビ! どこからきた?」

大きな野良猫にすごまれた!

ビックリして逃げ出したら
走ってきた自転車にぶつかって
撥ね飛ばされて、蘭子は側溝に落ちた。

前脚から血が流れていた
痛くて動けなくなり、側溝で丸まっていたら、
通りかかった小学生の男の子に拾われた。

そのまま、少年の家に連れて帰られたが、

『野良猫なんて飼えない! 捨ててきなさい!!』

玄関先で、母親が怒鳴っていた。

『ケガしてるんだ。明日飼ってくれる人探すから
今日だけは置いてやってよ』

少年が泣いて頼んでくれたので、
一晩だけ置いて貰うことになりました。

ケガした前脚に薬を塗って、
温かいミルクを少年が飲ませてくれました。


――だが、
翌日、少年が学校に行っていない間に
お母さんが蘭子を保健所に連れて行ってしまいました。

キャンキャン!
ワンワンワン!!

ヒステリックな、犬たちの鳴き声が聴こえた。

ニャーオニャーオ……

時おり悲し気な、猫の鳴き声も混ざっています。

ここがどこなのか
仔猫の蘭子には分かりません。
ただ、小さな檻の中で
不安で怖くて震えていました。

「まだ小さいのに可哀相にのう……」

ふいに、そんな声が聴こえてきました。

「だぁれ?」
「わしは、ここじゃ」

見ると、向いの檻の中にいる
ゴールデンレトリーバーの老犬が
蘭子に話しかけてきたのです。

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「あたし、どうなっちゃうの?」

蘭子の質問に答えずに
おじいさん犬は自分の話を
勝手にしゃべり始めました。

「わしは長い間、人間にペットとして
飼われておったんじゃ」

『ペット』の話は、以前にも
クロ子に聞いたことがあると思い出した。

「人間と暮らしていたの?」

「そうじゃ、飼い主が年を取って亡くなって……
わしを引き取って飼ってくれる者がいないので
保健所に引き渡されてしまった」

「ここに連れてこられた犬や猫はどうなっちゃうの?」

おじいさん犬は悲し気に

クゥーン……
と、ひと鳴きして黙ってしまった。


『殺処分』

保健所、動物管理センターなどへ飼い主からの
持ち込みは即日処分の対象となり、所有者がわからない場合は
飼い主が現れる可能性があるので、いったん檻へ収容されます。
狂犬病予防法に基づく抑留1週間、
最終日の檻の先には、ガス室が待っているのです。

犬はケージ、または専用の処分機に直接押し込まれ、
猫は金網や袋にまとめて入れられて施設内に
あるガス室にて処分されます。
約10分間の炭酸ガス噴射の後、コンベアーが
焼却炉に向けて上がり出します。

野良猫の蘭子は、飼い主が見つからない場合
保健所で『殺処分』になってしまう運命でした。


あれから、1週間ほど経ったでしょうか。

檻の中の暮らしにも少し慣れてきました。
ここに居ると決まった時間に餌が貰えます。
何よりも、それが嬉しい蘭子でした。

向いの檻に居たゴールデンレトリーバーの
おじいさんはいつの間にかいなくなっていました。
そして、おじいさんが居た檻には……
また、別のわんこが入っています。

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今度はトイプードルという犬です。
そのおばさん犬は、飼い主だった人間を呼んで
悲痛な声で鳴き続けていました。

『ペット』って……
人間がいないと生きていけないのかなぁ~?
なんだか不自由な生き物なんだ。
そんなことを蘭子は思いました。

「ルチア!」

いきなり人間の声がしました。

それに応えるように、
向いの檻のわんこが狂ったように
尻尾を振って吠えています。

いったい何が起きたのか!?
蘭子はビックリして見ていました。

「良かった! ルチアが無事で!!」

小学生の女の子とその母親の二人
どうやら、トイプードルの飼い主が迎えにきたようです。
保健所の職員が鍵を開けて、わんこは檻から出して貰いました。

リードを付けられた時の『ペット』の
安堵しきった嬉しそうな顔ときたら……
きっと、彼ら『ペット』はリードのない生活の方が
不自由なのかも知れない。

「お世話になりました。
ここに保護されていて良かったわ。
庭から外へ出ちゃって、誰かに連れていかれて、
迷子になったみたいなんです」

「首輪が付いてるから、
きっと飼い主が、迎えにくるだろうと思っていました。
期日が過ぎたら『殺処分』されるところでしたよ」

「まあ! ルチアが『殺処分』なんて怖ろしいわ!!」

保健所の職員と女の子のお母さんが
そんな会話をしていました。

女の子が、蘭子の方をジィ―――と
見ています。

「おじさん、この仔猫はどうなっちゃうの?」

「ああ、その子は今日で1週間だから、
明日には『殺処分』になるんだ」

それを聞いた瞬間、女の子の表情は氷つきました。

「ウソ! 明日、この子死んじゃうの?
まだ、こんなにちっちゃいのに……可哀相だよ。
お願い! 助けてあげて……」

女の子の瞳からポロポロ涙が零れました。
保健所の職員も困った顔をしていますが……
これは法律で決まっていることなので仕方ありません。

「ママ! うちで飼おうよ!!」

「無理よ! ルチア以外に
うちにはわんこが3匹もいるでしょう?」

「この子、殺さないで……」

女の子が泣きじゃくりました。

そのまま、お母さんに宥められながら、
愛犬と一緒に帰って行きました。


――明日が『殺処分』になる日、
我が身に降りかかる運命のことを
蘭子は何も分かっていない。

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ついに次の朝がきた――。

毎朝、餌の時間だけが楽しみな、
檻の中の蘭子でした。
だけど……。
今日は何だか様子が変なのです!

ギャンギャン吠えながら
犬たちがどこかへ連れて行かれました。
猫たちが次々に金網に入れられています。

いったい、何が起こるのでしょうか?

この不穏な雰囲気に……
恐怖で蘭子はガクガク震えました。

「チビ、おまえもだ」

そう言って、職員が蘭子の檻に
手を突っ込んできました。

小さいながらも威嚇(いかく)して
爪を立てて、必死で抵抗しています。
きっと、この手に捕まったら殺される!!
蘭子は本能的に、それを感じていたからです。

「ちっこいくせに気の強い奴だなあー」

手こずらせる仔猫にイラついた職員は
ガシッと身体を鷲掴みします。
強い力に息もできず、蘭子はグッタリしました。

その時です!!

「待ってくださーい!!」

昨日の女の子が飛び込んできた。

「仔猫を飼ってくれる人を連れてきました!」

その時に、女の子と一緒にやってきたのが
猫カフェ『にゃんこの館』のオーナーの美弥(みや)さん。

もうすぐ、猫カフェをオープン予定だったので、
にゃんこスタッフを募集していたのです。
実は、この女の子が美弥さんのいとこ沙菜(さな)ちゃん。

今は高校生になった沙菜ちゃん、
将来は獣医さんを目指して勉強も頑張っています。
猫カフェ『にゃんこの館』で
時々、アルバイトもやっているのです。



危機一髪、命が助かった蘭子は
猫カフェ『にゃんこの館』のスタップになりました。

ここへ来たばかりの頃は、
気が荒れていて、悪さばかりして
美弥さんを散々手こずらせました。

それで付けられたスタップ名が

らんこ=乱暴者

という意味なのです(笑)

あれから4年経って、
猫カフェ『にゃんこの館』の暮らしにも
すっかり馴染んでいます。
それでも、時々『野良猫の血』が騒いだりします。

「ここの暮らしは平和で退屈なんだよ」

ちょっと、ぼやいてみます。

「おいらはランねぇが居るから、ここがいいなあぁ~♪」

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クーが無邪気な顔でそういった。

一瞬、黒猫のクロ子のことを思い出して
胸が痛くなる蘭子です。

お母さん、クロ子おばさん、
蘭子を生かせてくれてありがとう!
何よりも生きることの喜びを
今、感じているのです。


――食事を知らせる声が聴こえました。

元気よく走っていく、
蘭子とクーの2匹は血が繋がらなくても
猫カフェ『にゃんこの館』で働く仲間であり、
にゃんこファミリーなのです。

虹の橋を渡った、みんなの分まで
頑張って生きていこうと、
蘭子は心に強く誓いました。


― おわり ―



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猫カフェのイラストは友人のpokaさんに描いていただきました。
猫の加工写真もpokaさんです(*´∀人)ァリガト♪

他、にゃんこの写真は友人と知人と、このサイトからお借りしています。
 HD Wallpapers (High Definition) | 100% Quality HD Desktop Wallpapers http://www.hdwallpapers.in/#.US_aGEwvXcc.twitter …

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かわいい猫の壁紙画像 http://matome.naver.jp/odai/2127198911354142701

猫カフェ「あまえんぼう」で撮影した写真を使っています(了承済み)
http://nekonoheya-amaenbou.com/



創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-12-11 18:37 | メルヘン
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【 野良にゃんこの思い出 2 】

「もしもし……もしもし……」

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誰かの呼び声で目が覚めた。
トロ箱の中の蘭子が、うっすらと目を開けると……

目の前には、真っ黒な牝猫が
心配そうに覗き込んでいました。

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「お嬢ちゃん、大丈夫?」
「おばさん、だぁれ……?」
「あたいは黒猫のクロ子っていうんだよ」
「……そう」

衰弱しきった蘭子は、しゃべる元気もありません。

「おまえ、お腹が空いているんだね」

「……うん」
「おばさんのオッパイをお飲み」

そういうと、クロ子は蘭子に
オッパイを与えてくれました。


黒猫のクロ子は
10日ほど前に仔猫を産みましたが
人間に見つかって、仔猫たちを
取り上げられてしまったから、
――まだ、産後間もなくなので
オッパイがいっぱい出るのです。

「親はどうしたんだい?」
「人間に捕まった」

オッパイをいっぱい飲んで、
生き返った蘭子は、針金の箱にお母さんが捕まって
人間に連れて行かれてしまったことや、
自分は逃げてきたことを、クロ子に説明しました。

「そうかい……」

その話を聴くとクロ子は悲しい顔をしました。

「おばさん、あたしのお母さんはどうなったの?」

蘭子が訊くと……。

『虹の橋を渡ってしまったんだよ』

「虹の橋? そこに行くとお母さんに会えるの?」
「……会えるけど、おまえはまだ行っちゃいけない」

「なんで?」

「逃げろって言っただろう? 
だから、まだ虹の橋を渡ってはいけないんだ」
「お母さんに会いたいよ」

蘭子は泣き出しました。

「ダメ! お母さんが悲しむよ」

「……お母さんを悲しませたくない」
「だったら、独りぼっちになっても生きるんだよ!」

「うん!」

そして親のいない仔猫と、
子のいない母猫の共同生活が始まった――。

「餌を貰いに行くよ!」

その掛け声で、クロ子の後ろに付いて
蘭子も駆け出します。

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一軒のきれいな家の前に到着します。
2匹は塀の隙間をくぐって
庭の中へ侵入していきました。

「さあ、ここで鳴くんだ。思いっきり大声で!」

クロ子にそう言われて、蘭子は、

「ニャアー、ニャアー、ニャア―――!!!」

喉が張り裂けんばかりに、大声で鳴きました。

すると玄関の扉が開いて人間が出て来ました。
とっさに逃げようとする蘭子に、

「お待ち! 逃げなくていいよ」

クロ子が静止した。

「あら、クロ子ちゃん久しぶりね。
おや、赤ちゃんを産んだの?」

優しそうな人間の女の声だった。
チラッと猫ばあさんのことを蘭子は思い出しました。

「ちょっと待っててね」

そう言うと、いったん家の中に入っていって
しばらくして出て来たときには、
餌入れに缶詰のキャットフードがてんこ盛りでした。

ちゃんと2匹分あります!

嬉しくて、嬉しくて、蘭子は夢中で食べました。
こんな美味しい餌を食べたのは初めて!

猫ばあさんの時は、
いつもカリカリのキャットフードだったから……。
たまに竹輪もくれたっけ。

2匹が食べている間、
ニコニコしながら、その人は見ています。
猫ばあさん以外にも
野良猫が好きな人間がいるってことに
蘭子は驚きました。

餌を食べ終わると、
二匹はゆっくりとその家を立ち去ります。

帰るとき、なに気なく振り向いたら、
バイバイと手を振る人間の後ろで、
真っ白で毛の長い猫が窓越しに
こっちを見ていました。
それは見たこともない猫でした。

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「おばさん、きれいな猫が家の中に居たよ」
「あれかい。あれは『ペット』っていうんだよ」

「ペット?」

「人間に餌や住む場所を貰って生きている飼い猫なんだ」
「あんな美味しい餌が貰えるなんて、イイなぁ~」
「……だけど、あたいたち野良と違って、あいつには自由がないんだ」

「自由?」

「死ぬまで、あの家の中からは出れない!」
「空き地を走ったり、虫と遊んだりできないの?」
「安全だけど……『ペット』なんて、退屈な暮らしだよ」

「そうなんだぁ~」

「あたいも1年くらい『ペット』だったけど……、
引っ越しの時に捨てられて、野良猫になったのさ」

クロ子は遠い目をしてそう言った。

――クロ子はとても利口な猫でした。

本来、猫を飼っている人間は、猫好きが多いから
庭先や玄関の前で、仔猫を連れて憐れっぽく鳴くと
ほとんどの家では餌をくれました。

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そうやって、出稼ぎ(餌乞い)に
あっちこっちへ貰って歩きました。

クロ子と蘭子は名コンビです!



一緒に暮らし出して
1ヶ月ほどたった頃に、
クロ子の様子が変ってきました。

元気がなくなり、昼間は寝てばかり
最近は餌もあまり食べなくなってきて
出稼ぎ(餌貰い)はもっぱら
蘭子独りでいくことが多くなってきました

時々、カリカリの餌を
咥えて持って帰って与えますが、
まったく食べようとしない。
クロ子はどんどん痩せてきて……
蘭子は心配でなりません。

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「おばさん、大丈夫?」
「ああ……もう、ダメみたいだよ」
「そんな……」
「誰もいない所で、
ひっそりと死にたかったけど……
おまえのことが心配でどこにも行けなかった」
「おばさん、死なないで!」
「ありがとうね。仔猫は何度も産んだけど……
こんなに長く一緒にいたのは、おまえが初めてだったよ」
「おばさん! 独りにしないで!!」
「楽しかった……」

クロ子は静かに微笑んだ。

「野良猫になって5年さ……これでも長生きした方だよ」
「おばさん! クロ子おばさん……」
「おまえは生きるんだ」

最後に、そう言い残して。
――クロ子は眠るように息を引き取った。



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猫カフェのイラストは友人のpokaさんに描いていただきました。
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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-12-10 17:03 | メルヘン
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【 野良にゃんこの思い出 1 】

いつも元気いっぱい!
猫カフェ『にゃんこの館』では
一番負けず嫌いで気の強い

キジ猫の蘭子ですが、
仔猫の時には野良猫だったのです。




猫カフェ『にゃんこの館』のスタッフの
キジ猫の蘭子は、よく窓辺に居ることが多いのです。

今日も窓辺から外を眺めています。
その横顔はどこか悲し気で寂しいそう
いつもの気の強い蘭子とは、まるで別人(猫)みたい。

「ランねぇー」

黒猫のクーが側にやってきました。

クーは蘭子の弟分のにゃんこ
同じ野良猫出身で、姉のように懐いています。

猫カフェ『にゃんこの館』では、
高価な洋種のにゃんこが多いので
ミックスの日本猫は、
ちょっとバカにされたりします。

――ですが、蘭子は気が強いので
それが原因でスタッフとケンカに
なったことが度々あるのです。

野良猫だった自分の過去に
蘭子は誇りを持っています。

「何を見てんのさ?」

窓の外を眺めている蘭子に
クーが訊ねました。

「空や雲や鳥とか見てるんだよ」

「そっかぁ~、ランねぇはおいらと
違って野良が長かったからなぁー」


クーは生後まもなく
母猫とはぐれて、神社の境内で
ニャーニャー鳴きながら
彷徨っている所を、
二人の小学生の女の子に拾われました。

それぞれ飼ってくれるように
親に頼んだけれど
ダメだと言われて、泣きながら……

カフェ『にゃんこの館』へ仔猫を連れて

「この子を飼ってください」

オーナーに直談判しました。

その熱意に美弥さんが負けて、
クーを猫カフェ『にゃんこの館』の
スタッフの一員として加えました。

いつも週末になると、
クーに会いに二人の女の子が
カフェ『にゃんこの館』に遊びにやってきます。

女の子たちが来ると、
クーはとっても嬉しそうです。

あっ!
さて、クーの話は置いといて……。


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「外の世界には雨や風、自動車も走ってて、
危険もいっぱいあったけれど、
わくわくするような
楽しいこともいっぱいあったんだ」

懐かしむように蘭子が呟いた。

「ランねぇは外へ出たいの?」
「もう一度、草の上を走りまわりたい!」
「おいらは……出たいと思わない」

ビビリのクーは、蘭子と違って
外になんか出たいなんて
一度も思ったことがありません。

外の世界はとっても怖そうで、
ここに居るのが一番安全だと
クーはそう思っているからです。

「外の世界には自由がいっぱいなんだ」

かつて野良猫だった蘭子は
遠い目をして笑った。
蘭子の瞳には遠い日々が
映し出されているようでした。


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お月さまの明るい初夏の夜、
空き地に捨てられていたトロ箱の中で
蘭子は産声をあげました。

野良猫のお母さんが生んだのは、
6匹の仔猫たちです。

産んですぐに、
お母さんは仔猫たちを
人間に見つからないように
水の流れていない側溝の
羽目板の下に隠しました。

けれども少し仔猫たちが大きくなってくると
ちょこちょことそこらじゅうを
歩き回るようになって
人間に見つけられてしまいました。


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6匹の仔猫たちの内、

グレーでふわふわの毛並の仔猫は、
きれいだったので、すぐに飼い主が見つかりました。

真っ白で左右の眼の色が違う仔猫は、
通行人が可愛いと連れて行きました。

真っ黒な仔猫は、行方不明になりました。

牛柄の仔猫は、ある朝死んでいました。

茶トラの仔猫は、車に轢かれてしまいました。

そして最後に、キジ猫の蘭子だけが残り、
野良のお母さんと空き地で一緒に暮らしました。

そこにはいつも野良猫が
12~13匹タムロしています。
痩せた猫たちは、わずかな餌を
奪い合って懸命に生きていました。

まだ子猫の蘭子にとって
野良暮らしは決して、
楽なものではありません。
いつもお腹を空かせて
ニャーニャー鳴いていました……

それでも空き地を駆けまわったり
虫や小鳥を追いかけたり
カラスたちとゴミ袋を漁ったりと
野良猫として自由で気ままな暮らしが
そこにはありました。


蘭子たち野良猫が
ネグラにしている空き地の側に
猫好きのお婆さんが住んでいます。

通称『猫ばあさん』と呼ばれる
その人は野良猫たちにいつも餌をくれます。


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本当は人間たちのキマリで
野良猫に餌をやってはいけない
ルールになっているのですが
猫ばあさんは、野良猫の餌やりを止めません。

それで近所の住民たちが、猫ばあさんに
いろいろと苦情を言ってきます。

野良猫たちが、
花壇におしっこやうんちをした
ゴミ袋を破いて生ごみを漁る

自動車の上で寝ていて
愛車に毛や傷がついた

野良猫は不潔で汚い
蚤や病気も持っている

仔猫をいっぱい産むので
どんどん増えて困るなど……。

近所の住民たちは
猫ばあさんに野良猫に
餌を与えるのを止めるように
再三、注意をしましたが、
猫ばあさんは、お構いなし!

そのせいで
近所の嫌われ者だったのです。


けれど餌の乏しい野良猫たちに取って
この猫ばあさんがくれる餌こそが生命の繋ぐ、
唯一の食糧だったのです!

それがある日、
猫たちの恩人である猫ばあさんがケガをして
入院することになってしまいました。

野良猫たちに餌をくれる
人間がいなくなって
空き地の猫たちは困りました。
若い猫たちは他の餌場を探して
旅立っていきました。

けれど、まだ仔猫の蘭子を連れて
野良猫のお母さんはどこにも行けず、
餌に困って、どんどん痩せてゆき――。
ついにオッパイも出なくなってきました。

住宅の軒下で、ニャーニャー鳴いて
人間に餌をせがんでも……
ホースで水を掛けられ追っ払われるだけだ。


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そして近所の住民たちは、
猫ばあさんがいないあいだに
野良猫を捕まえて保健所に連れていこう
という相談がまとまっていたのです。

最近、空き地の野良猫たちがめっきり減ってきた。

他所のエリアに餌場を探しに旅立った猫もいたが、
年老いた猫までどこかへいってしまっている。
一時は12~13匹集まっていた野良たちも
今では蘭子たち親子しか残っていない。

空き地で野良の親子はお腹を空かせていた。
猫ばあさんが戻らなければ……
この親子は死んでしまうだろう。

そんなある日、
空き地で餌を見つけた!

針金で作られた箱の中に
美味しいそうなカツオの生ぶしが
ぶら下がっていたのだ。
これは猫まっしぐらです!

野良のお母さんは
その箱へ飛びついて行きました。

入った途端に、


ガチャ―――ン!!!

扉が閉まったのです!

針金で作られた箱の中に、
野良のお母さんは閉じ込められてしまいました。
外にいる蘭子には、どうすることもできません。

オロオロしながら、

「ミャアーミャアー」鳴いています。

これはネズミ取りと同じ仕掛けで
猫が餌におびき寄せられて
中に入ると扉が閉まって
出れなくなる罠でした。


「ニャアー、ニャアー、ニャアー!!」

野良の親子は大声で鳴き合いました。

その声に人間が現れて、

「おお、一匹捕まっとるぞ」

こっちに向かって歩いてきます。

「逃げるんだよ!!」

野良のお母さんは蘭子に
向かって叫びました。


「早く、早く、人間に捕まる!!」

お母さんに急かされて
蘭子は夢中で逃げました。

お母さんのことが心配でしたが
人間に捕まるのは
もっともっと怖かったからです。
蘭子は溝のフタの下に隠れて
ブルブル震えながら、息をひそめていました。


あくる日、蘭子は空き地に
お母さんを探しに行きましたが、
針金の箱はどこかに持ち去られて
お母さんの姿はどこにもありません。


「ミャアー、ミャアー、ミャアー」

蘭子は必死で鳴きながら
お母さんを探し回りましたが、
蘭子の声にお母さんは応えてくれません。


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いったいどこへ行ったんだろう?

あの針金の箱と共に
消えたお母さんは……
いつまで経っても見つかりませんでした。

仔猫の蘭子は、自分で餌が見つけられないし
オッパイも飲めないので、どんどん衰弱して……
もう死んでしまいそうでした。

空き地のトロ箱は、蘭子が生まれた場所でした。
お母さんも兄弟たちも消えて、たった独りぼっち
この箱で丸くなって……
今にも息が絶えそうになっている仔猫。


「こんど目が覚めたら、
お母さんに会えるかなぁ……」


そう念じながら、蘭子は目を閉じた――。



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猫カフェのイラストは友人のpokaさんに描いていただきました。
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猫カフェ「あまえんぼう」で撮影した写真を使っています(了承済み)
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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-12-09 16:48 | メルヘン
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【 ギャングにゃんこ 2 】

さて、話は戻って――。

そんなことがあってから、
猫カフェ『にゃんこの館』のスタッフたちは
サイトーを避けるようになりました。

イワンはサイトーを見かけたら
こそこそ隠れるようになり、
 クーは恐怖で固まってしまいます。

あの気の強い蘭子でさえ側に寄りません。

だけど、サイトーは
まったく意に介さずマイペースです。
けれど、にゃんこスタッフたちには……
ストレスの日々でした――。


そんな――ある日の午後のことです。

猫カフェ『にゃんこの館』では
お客さまの入店もなく暇でした。
にゃんこたちも昼寝をしたりして
ノンビリと過ごしていました。

オーナーの美耶さんも
お店を開けたままで、来客があれば
呼び鈴を鳴らして貰うようにして、
3階の自室に戻っていました。

お店の中はにゃんこたちだけ――。


そこに思わぬ闖入者がありました。

こっそり扉を開けて、
お店に誰もいないことを確かめてから、
勝手に中に入ってきたのです。

小学校5年生くらい、やんちゃそうな男の子が一人――。

『うわっ! 猫がいっぱいいるぞぉー』

その子は土足のままで店内を歩き回り、
カゴの中で寝ていたにゃんこの
カゴをひっくり返したり、猫タワーを揺らしたり、
嫌がるにゃんこを無理やりダッコしようとします。


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猫たちにとっては、迷惑なイタズラっ子です!

※ 猫カフェでは履物を脱いで、スリッパなどに履き替えます。


『おっ! ちっこい猫がいる』

猫カフェ『にゃんこの館』のアイドル
3匹の天使の仔猫たちを見つけたようです。

『メッチャかわいいなぁ~♪』

そう言うと、
仔猫たちを次々と掴んで、カゴに放り込みました。

いち早く、気が付いた蘭子が、

「あんた、なにすんのよ!」

と、その少年に飛びつきました。

「チビたちを放せ!」

続いて、にゃん太も飛びつきました。

けれど、2匹とも少年にはらわれて
壁に投げつけられてしまったのです。

仲間たちが危ない!
 
いつも紳士なスコティッシュの
バロンまでフゥーと威嚇のポーズをします。

ミーコはダッシュッで3階に居る
オーナーの美弥さんを呼びに行きました。

仔猫たちをカゴに入れて、
少年は連れ去ろうとしています。

「猫泥棒よ―――!!」

みんなで仲間を守るために
必死で叫びました。

カゴの中で仔猫たちも
「ミューミュー」
鳴いて、助けを求めています。

その時です!

少年の頭をめがけて、棚の上から
サイトーが飛びついてきました。


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その重さにバランスを
崩して少年は前のめりになって
スッテンコロリと転んだ。

ひっくり返ったカゴから
飛び出した仔猫たちを
ハルカとマリリンが
小さな隙間に隠しました。

床に倒れている少年の顔に
サイトーはおうふく猫パンチを
お見舞いします。

「アタタタタッ―――!!」

サイトーの猫パンチは
まさに『北斗の拳』並みの破壊力だ!

「son of a bitch!」

おっと!
これはとっても汚い言葉です。

ギャング猫語で
男に対して、『ばかやろう!』とか
『クソ野郎!』とか『クズ男!』
って言う時に使います。(良い子はマネをしないでね)

もちろん、『にゃんこの館』のスタッフたちは
良い子なので、こんな言葉は知りません。

3階から美弥さんが
駆け付けた時には少年は
ほっぺたを真っ赤に腫らして
ワーワー泣いていました。

その側で
鼻息も荒くサイトーが
ふんずり反って座っていたのです。

こんな事件があってから、
美弥さんは、にゃんこの館を開ける時には
代わりのアルバイトを雇うことにしました。
近所に住むいとこで
高校生の沙菜(さな)ちゃんです。

明るく元気な沙菜(さな)ちゃんは大の動物好き!
将来は獣医さんを目指して勉強も頑張っています。
そして猫カフェ『にゃんこの館』の
猫スタッフたちの評判も上々です。


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さて、この事件で、
猫カフェ『にゃんこの館』の仲間たちの
“ 絆” が強くなりましたが、
それよりも嬉しいことは……。

サイトーが『にゃんこの館』の
みんなに受け入れられて仲間になったことです。
特に仔猫たちはすっかりサイトーが気に入って
側から離れません。

「サイトーおじちゃーん」

仔猫たちからすり寄ってきて
サイトーの背中に乗ったり、
じゃれたりして、遊んでいます。

いかついサイトーですが、
実は可愛いものが大好きで
仔猫たちのことが気になって
いつも見ていたのです。
仔猫たちと仲良しになれて
サイトーはとても幸せそうです。

そして、
猫カフェ『にゃんこの館』に
最強のボディーガードができました。
ギャング猫サイトーさえいれば
にゃんこたちのセキュリティーは万全ですね。

安全で楽しい
猫カフェ『にゃんこの館』へ

どうぞ遊びにきてください。

(ω゚∀^ω)ニャンニャーン♪




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猫カフェのイラストは友人のpokaさんに描いていただきました。
猫の加工写真もpokaさんです(*´∀人)ァリガト♪

他、にゃんこの写真は友人と知人と、このサイトからお借りしています。
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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-12-03 14:07 | メルヘン
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【 ギャングにゃんこ 1 】

とっても平和な、
猫カフェ『にゃんこの館』に
ある日、ちょっとオッカナーイ!
ゲスト猫さんが、いらっしゃいました!

ここ猫カフェ『にゃんこの館』では、
スタッフ以外にゲスト猫として、
時々、お客さまからお預かりしたにゃんこが
一緒に暮らすことがあります。



「みんなー、ちょっと集まって!」

猫カフェ『にゃんこの館』のフロアーマネジャー、
ミーコの声に、スタッフのにゃんこたちが
ぞろぞろ集まってきました。
その数、総勢12匹のスタッフ猫たちです。

「どした、どした?」
「ミーコさん、なぁに?」
「おやつタイムかなぁ~♪」

みんな好き勝手なことをしゃべっています。

「はーい、お静かに!
今日はにゃんこの館にゲストにいらっしゃった
お友だちを紹介しまーす」

「おぉー!」

新しいゲスト猫にスタッフたちも興味深々です。

「こちらがゲストのサイトーです」


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ミーコの紹介に一匹の♂にゃんこが
のっそりと現れました。

「サイトーはアメリカから来ました。
飼い主さんの都合でしばらく、
このにゃんこの館で暮らすことになりました。
みんな仲よくしてあげてくださいね」

デカイ図体のサイトーが、
にゃんこの館のスタッフたちに
ガンを飛ばしています。

その眼力の鋭さに、
スタッフ猫たちはタジタジです。

「じゃあ、サイトー。みんなに挨拶してね」

ミーコの声にうながされて、サイトーが
みんなの前で渋々挨拶をします。

「Hello! I am Saito.」

猫スタッフたちは一瞬、
その言葉に唖然としました。

ここ猫カフェ『にゃんこの館』にいる洋種の猫たちは
日本生まれなので日本猫語しか話せません。
イングリッシュ猫語はぜんぜん解らない。

言葉が通じない!
どうしたものかと……。

スタッフ猫たちはざわつきました。

「おや? サイトー。
さっき、飼い主の日本人の奥さんと
日本猫語で話してなかったかしら? 
サイトーはバイリンガルだから
日本猫語も解るんでしょう?」

ミーコさんが皮肉を込めて訊きました。

その言葉にフン! 不貞腐れた態度で
尻尾を床にバンバン打ちながら、

「おう! 俺はサイトーだ。よろしくなっ」

日本猫語で挨拶をしました。
そのドスの利いた声に、スタッフたちはビビリました。

猫カフェ『にゃんこの館』では、
仔猫の頃は野良だったキジ猫の蘭子以外は、
全員がほぼ生まれた時から飼い猫たちです。
こういうオッカナーイ、893(やくざ)猫とは
今まで交流がありません。

これから始まるサイトーとの共同生活に
みんなは不安を感じていました。

――物騒だと思っていたサイトーですが、
案外と大人しい様子だった。
いつも天井近くの棚に陣取りグーグー寝ています。

そして、いつも餌の時間には
上からドスンと音を立て降りてきて、
ドスドスと割り込んできて、
たっぷりとツナを食べていきます。

ある時、
イタズラ者のイワンが仔猫たちの餌を
横取りしようとしました。


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それを見ていたサイトーは、
いきなり強烈な猫パンチでイワンをぶっ飛ばし、
フゥーと全身の毛を逆立て威嚇すると、
あまりの怖ろしさにイワンは失禁してしまい。

側で見ていたチキンな黒猫クーまで
恐怖で固まってしまいました。

にゃんこの館で、一番気の強い蘭子も
さすがにサイトーだけは手出しできません。

サイトーに関するいろんな噂が
にゃんこスタッフの間では飛び交いました。

サイトーの毛を剃ったら全身100以上の
ケンカ傷があるとか、
肉球にドクロのタツーが彫ってあるとか、

アメリカでは猫ギャング団のリーダーで
FBIに追われて海外に逃亡中だとか……。
――そう、最後のギャングの話は
少しだけ当たっています。

実はサイトーは、
サンフランシスコのギャングの飼い猫でした。
ドラッグディラーと呼ばれるギャングで
麻薬や覚せい剤の密売をやっていました。


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ある時、ギャングの家に
サンフランシスコ市警のガサ入れがあり、
慌てたギャングが飼い猫を置き去りにして
逃げ出してしまった。

飼い主に置き去りにされた猫を
可哀相だと思った、ひとりのポリスが
自宅に引き取って飼ってくれたのです。

――その猫が、サイトーでした。

この『サイトー』という、
苗字の『斉藤』さんみたいな名前は、
奥さんが日本人なので、ポリスが日本趣味で
サイトーと猫に名付けました。

注・ガサ入れとは、家宅捜索のこと。


サイトーの元々の名前を誰も知りません。
おそらく、サイトー自身も忘れてしまっているかも……ね。

そんな数奇な運命で海を渡って、
今は日本に里帰りしている奥さんと
サイトーは日本にいます。

日本とサンフランシスコを行き来している
奥さんの都合で、猫カフェ『にゃんこの館』に
一時的にサイトーは預けられたのです。




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猫カフェのイラストは友人のpokaさんに描いていただきました。
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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-12-02 13:17 | メルヘン
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【 にゃんこのオーディション 】

なんと、なんとっ!
にゃんこたちにも試験がある。

ここ猫カフェ『にゃんこの館』に、
この春から始まる連続ドラマに出演する
猫タレントのオーディションの話があった。

テレビ局のプロデューサー、脚本家、カメラマンが
にゃんこの館にやってきて、オーディションするというのだ。

猫タレントとして有望なのは、
美しいホワイトペルシャのシャネル
芸達者な茶トラのにゃん太
元気いっぱい雉猫の蘭子、この3匹である。

「スターになるのは、
この美しいわたくしですわ。おほほっ」

自信満々のシャネル。

「俺は芸で勝負するさ」

いつも鏡の前でいろんなポーズを作って
芸を磨いているにゃん太。

「アンタたち甘い! 
タレントは個性の時代なのよ」

負けず嫌いの蘭子は闘志満々! 

栄光のスターの座を狙って、みんな頑張っている。




その日、オーディションの審査員たちが
猫カフェ『にゃんこの館』へやってきた。
他の猫たちもソワソワと落ち着かない。

「ハーイ! みんな落ち着いて。
審査状況は私がお伝えしまーす」

猫カフェ『にゃんこの館』の
フロアーマネージャー三毛猫のミーコは、
オーナーが初めて飼った猫で
今年17才になるおばあさん猫だ。

だが、長いあいだ人間に飼われているうちに、
ついに人間の言葉が分かるようになった
スーパーにゃんこなのだ。

「誰が選ばれるか、俺たちも気になるんだ!」

黒猫のクーは興奮した様子だ。

他の猫たちも猫タレントに選ばれるのは、
誰か興味深々で噂し合っていた。

そんな中、アビシニアンのナイルは、
猫タワーのてっぺんから、下界を見下ろすように

「余は尊き神の使いエジプト猫である。
人間如きに媚びは売らぬ!」

フンと鼻を鳴らすと、
我関せず“孤高の猫”のポーズだった。


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ナイルはトイレと餌の時間以外は、
決して下に降りて来ない。
猫タワーのてっぺんは神聖な場所で
彼曰く「神と対話」しているそうだ。

一度、ナイルが居ない間に、
いたずら者のロシアンブルーのイワンが
猫タワーてっぺんへ上がったことがあったが、
激昂したナイルにボコボコの目に合わされた。

それ以来、誰も怖れて
ナイルの猫タワーに上がる者はいない。。


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――そんなナイルにも悲しい過去があった。

生後半年の時に、にゃんこの館にきたが、
それまで飼われていた家では
「懐かない」という理由で虐待されていた。

狭いゲージに閉じ込められて、
餌も一日わずかしか貰えなかった。
そんな可哀相な猫がいると――噂に聴いた
オーナーが飼い主に交渉してナイルを引き取ったのだ。

そのせいでナイルは人間嫌いである。

けれど、救ってくれたオーナーと、
人間の言葉が分かるミーコにだけは心を開く。

さて、シャネル、にゃん太、蘭子たちは
審査員の前でいろんなポーズや
パフォーマンスをして自分をアピールしていた。

オーディションの審査も
いよいよ終盤に入ったようだ。

「ミーコさん、もう決まったかい?」

スコティッシュのバロンが訊いた。

「ううん。まだみたい……」

「ここのにゃんこが選ばれなかったらどうしよう?」

バーマンのマリリンが心配そうに言うと、

「大丈夫よ! きっと選ばれるわよ」

マンチカンのハルカが祈りを込めて言う。

「あたちたちも応援してるよん」

3匹の仔猫たちも、フレーフレーとエールを贈る。


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『にゃんこの館』の12匹の猫スタッフが見守る中で
審査は難航しているようだった。

『う~ん……どの猫もいいんだけど、
どうも、いまいち決め手がないんだなあー』

プロデューサーが呟いた。

……が、彼はその時、
なぜか視線を感じて猫タワーを見上げた。

『あ! あの猫は!?』

その声に他の審査員も猫タワーを見る。

『え? おおっー!』
『イイじゃないか! 
 ドラマのイメージにピッタリの猫だ!』

な、なんとっ! 

3人の審査員は全員一致で、
ナイルがひと目で気に入ったのだ。
驚いたことに、何もしなかった
ナイルにドラマの出演が決定しました。

「人間如きの指図は受けぬ!」を条件に、
渋々ナイルはテレビ局へ連れていかれた。

もちろん、お気に入りの猫タワーと一緒に――。


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そんなナイルが出演したドラマ
『吾輩は猫さま』は視聴率うなぎ昇りの
大人気のテレビ番組になった。

そして『にゃんこの館』にも、
ドラマに出演している猫さまを
ひと目みたいとファンたちが大勢で押し寄せた。

彼らは猫タワーの上のナイルを参拝して、

『ありがたや、ありがたや』

と柏手を打ち、
猫タワーの下にツナ缶やササミジャーキーなどの
貢物を置き、猫さまパワーを貰ったと、
大喜びして帰っていく――。

そして、ナイルのおすそ分けのツナ缶を貰って
スタッフの猫たちも大喜びだ。


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残念だった猫タレントの3匹も
シャネルはツナ缶のポスター猫のモデルに、
にゃん太は『動物虐待防止』のCMに出演。
蘭子は駅の一日『猫駅長』に選ばれました。

猫カフェ『にゃんこの館』では、
個性豊かなタレント猫を取り揃えて、
お客さまのご来店をお持ちしておりまーす。

どうぞ、ご来店くださいね。

(ω゚∀^ω)ニャンニャーン♪




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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-11-27 10:39 | メルヘン
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【 にゃんこのミーティング 】

ここは、とある町にある
猫カフェ『にゃんこの館』です。

猫カフェというのは、分かりやすく説明すると
秋葉原にあるメイド喫茶のようなもので
メイドさんの代わりに
猫たちがスタッフとして働いています。

来店したお客さま相手に
じゃれたり、遊んだりして、可愛らしい姿で
お客さまを癒してさしあげるお仕事です。


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今日も、猫カフェ『にゃんこの館』では、
開店前にゲージから出されたスタッフの猫たちが
鏡の前で毛つくろいをして、身だしなみを整えて
お客さまの来店をお待ちしています。

「ハーイ! みんな集まって!」

三毛猫のミーコが呼びかけました。

「今からミーティングを始めまーす!」

ミーコは猫カフェ『にゃんこの館』の
開店当初からスタッフで一番の古株なのです。
オーナーからの信頼も厚く、
お店のフロアーマネージャーを任されています。

ミーコの元に集まってきたのは、
ここで働く12匹のスタッフ猫たちです。


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「みんなに集まって貰ったのは、
お店の売り上げが最近下がってきています。
800メートル先に
新しくできたフクロウ・カフェに
お客さまを盗られているようなのです」

「なんだって!? 
俺たち猫族の名誉にかけて
フクロウなんかに負けられないぞ。
打倒! フクロウ・カフェ!」

黒猫のクーが威勢よく叫びました。

「フクロウは大人しくて、大きな瞳が愛らしく、
人間にも人気が高いからねぇ……」

バーマンのマリリンが心配そうに言うと、

「フクロウなんか、この俺さまが狩ってやるぜ!」
「なに言ってんの!
猫は飛べないから鳥を捕まえるのが難しいわ」

「ほんとにもうぉ~人間って、
次々と新しいものに興味を惹かれちゃうから……」

スタッフの猫たちが、不安そうにざわつきました。


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5年前、この町に初めて
猫カフェ『にゃんこの館』がオープンした時には
珍しさもあってか、大繁盛しました。

だけど、飽きっぽい人間たちのせいで
最近は客足も遠のいてきています。
もしも、このお店が潰れてしまったら、
行く先のない猫たちにとって死活問題です。

「困った、困った!」
「ああ、どうしたらいいんだ?」

猫たちは動揺して口ぐちに喋りだしました。

「みなさん、私語は慎んで……。
どうすればお客さまが増えるか、
反省点など、みんなで話し合いましょう」

ミーコが議題を進めます。

「ハーイ」

キジ猫の蘭子が手をあげました。

「はい。蘭子さん」

「シャネルは寝てばかりで接客していません」

「あらま、そうなの」

「仕事もしないくせにツナ缶食べるのはズルイと思いまーす!」

蘭子は仲間をチクリました。

すると、その意見に、

「あーら、わたくし寝ていたって、
絵になるくらい美しい姿だから、接客なんてしなくても
よろしくてよ。おほほっ」

真っ白なペルシャ猫のシャネルは気取った喋り方です。

「そんなのズルイわ!
それにナイルだって猫タワーの最上段に陣取って、
ちっとも降りて来ないんだから……
ちゃんと仕事しなさいよ!」

蘭子は怒って声を荒げました。

その言葉にアビシニアンのナイルは
「フン!」と鼻を鳴らして、

「吾は神の使い尊きエジプト猫じゃ。
人間如きに媚びは売らぬ!」

孤高の猫ナイルはそう言うと、
猫タワーの最上段に上っていった。

シャネルもナイルも気位が高いので、
猫カフェのスタッフたちとトラブルをよく起こす。

「モォー! どうして、みんな協力的じゃないのよ!」

蘭子は怒って爪とぎをバリバリと掻いた。

その時、茶トラのにゃん太がボソボソと喋り出した。

「……けど俺は、それぞれ個性があるから、
無理して接客しなくても、
見た目や仕草だけで存在感はあると思う。
みんなで認め合ってサポートし合えれば
いいと思うけどなぁー」

平凡な日本猫、茶トラのにゃん太は、
洋種の派手な猫たちに比べて見た目がパッとしない。

だけど彼は毎日毎日……
閉店後、鏡の前でいろんなポーズを作っては
お客さまに受けようと、猫一倍努力をしていた。

ひょうきんな猫のポーズを見たいと、
にゃん太目当てのリピーター客がとても多い。
彼が猫カフェ『にゃんこの館』人気ナンバー1のスタッフなのだ。

「そうね。みんな同じだと個性がないから、
にゃん太さんの意見に大賛成!!」

みんなもにゃん太の意見におおいに賛成しました。

一番努力しているにゃん太がそういうのだから、
誰も文句を言えない。


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「実は、にゃんこの館に
お客さまからクレームがきています」
ミーコが渋面で言いました。

「クレームって? スタッフに?」

「そう。猫同士が喧嘩して
お客さまが引っ掻かれたそうです。
ケガさせたのは誰ですか?」

「はぁい」

マンチカンのハルカが短い前脚を上げた。

「だって、私のチップを横取りするんだもん」

「おまえがノロマだからさ」

喧嘩の相手は、ロシアンブルーのイワンのようだ。

チップというのは
お客さまから貰うおやつのことで、
小さく切ったササミジャーキーである。

「チップの取り合いで喧嘩して、
お客さまにケガさせた、あなたたちは減俸です。
ツナ缶15%カット!」

「えぇーっ、そんな殺生なぁー、許してよ」
「うわー! 最悪!!」

2匹は泣きそうな声で訴えましたが、
ミーコは頑として利きません。

フロアーマネージャーの権限で
決定されたことには、もう誰も逆らえません。
スタッフたちを束ねていくのも一苦労だ。

「ミーコどの、吾輩はお客さまに苦情があります」

「あらっ! なぁに?」

「スコティッシュなので耳が折れているのに……
無理やり、こう延ばして立てようとするのだよ」

「あらら、それは困ったわね」

「まったく、けしからん! わははっ」


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イギリス紳士のバロンは
職場の雰囲気が悪くなったことを察して
ジョークでみんなを笑わせようとする。
温厚な性格のバロンは、
みんなを和ませてくれるオジサン猫である。

「ミーコさーん、あたちたちは何をすればいいの?」

アメリカンショートヘアーの
3匹の仔猫たちが質問しました。

「君たちは可愛いので自然にしてればいいわよ」

無邪気な仔猫たちは、
いつも楽しそうにじゃれ合っています。
その愛らしい姿に心がほっこり。

「では、ミーティングを終わりまーす」




本日も、猫カフェ『にゃんこの館』では
猫スタッフたちが最高のおもてなしで
お客さまをお待ちしておりまーす。

どうぞ、ご来店くださいね。

(ω゚∀^ω)ニャンニャーン♪



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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-11-26 13:50 | メルヘン
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【 にゃんこのあいさつ 】

ようこそ!
猫カフェ『にゃんこの館』にいらっしゃいました。

3年前、小さな町でオープンした
にゃんこの館は、12匹の猫+αたちで運営しています。

では、簡単に猫カフェ『にゃんこの館』について、
ご説明いたしましょう。




オーナーの美弥(みや)さんは27才、独身、イラストレーター
いつもヘタうまな絵で猫ばかり描いているので
あまり絵は売れていません。

美弥さんは猫が大好きで、自宅を改造して
ついに、猫カフェ『にゃんこの館』をオープンさせました。
建物は3階建てで1階はフラワーショップに貸しています。
外階段上がって2階が、猫カフェ『にゃんこの館』です。
そして3階は自宅になっています。

お店は美弥さんが一人で経営していますが、
忙しい時には幼馴染の渉(わたる)くんと
いとこで高校生の沙菜(さな)ちゃんがお手伝いに来てくれます。

美弥さんのご両親は、5年前に交通事故で
亡くなってしまったので、今は12匹の猫+αたちと
一緒に暮らしています。

美弥さんはとってもガンバリ屋さんです!

O(*⌒O⌒)bふぁいとっ!!

ちなみに、フロアーマネージャーの
三毛猫のミーコは、美弥さんの飼い猫なので
猫カフェ『にゃんこの館』のスタッフではありません。

美弥さんの3階のお部屋に上がっていっても
いいのはミーコだけなのです。
ふたりは心と心で会話ができるのです!


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これから猫カフェ『にゃんこの館』の
スタッフたちのお話をしますね。

一匹一匹のにゃんこたちに
それぞれのストーリーがあります。

にゃんこたちと楽しく遊んでください。

お客様のご来店を心からお待ちしてまーす!o( _ _ )o

(ω゚∀^ω)ニャンニャーン♪




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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-11-25 09:42 | メルヘン
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【 にゃんこスタッフ 2 】


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              ■ スタッフ 6 ■   マリリン ♀ 6才 バーマン

          心配性のマリリンは、いつも小さなことを気にしている。
          ネガティブな言葉で、にゃんこの館のスタッフたちを鬱にする。
          だが、彼女自身は案外打たれ強いかも。

          バーマンは高価な猫だが、オーナーの知人からのプレゼントらしい。



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                ■ スタッフ 7 ■  イワン ♂ 3才 ロシアンブルー

          ワンは、にゃんこの館一のイタズラっ子!
          以前、ナイルの猫タワーに上って、ボコボコの目に合わされた。
          スタッフのにゃんこ♀たちに、ちょっかいを出しては、
          ミーコさんに叱られている。

           困ったちゃんにゃんこなのだ!



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                  ■ スタッフ 8 ■  ハルカ ♀ マンチカン

          のんびり屋のハルカは、いつもボーとしているので、
          よくイワンにイジられている。
          だけどキレルと危険!
          スタッフやお客様とトラブルを起こすことがある。

          短い手足でコミカルな動きが可愛い♪



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              ■ スタッフ 9 ■  バロン ♂ 12才 スコティッシュフォールド

          英国生まれの紳士バロンは誇り高く温厚なにゃんこだ。
          懐の深いバロンは、にゃんこの館の仲間たちにも慕われている。
          お嬢様猫のシャネルと唯一、気が合うは彼だけなのだ。

          ミーコさんの相談相手にもなっている。



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        ■ スタッフ 10 ■  仔猫たち ♂1 ♀2 生後3ヵ月 アメリカンショートヘアー

          3匹の仔猫たちは、にゃんこの館の天使たちである。
          その可愛いしぐさで、仲間のスタッフやお客様を魅了する♪

          見てるだけで幸せな気分、みんなの人気者たち!



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                  ■ ゲスト猫 ■  サイトー ♂ 年齢不詳

          アメリカ猫のサイトーはギャングのボスに飼われていた猫で、
          ロス市警のガサ入れの際、サイトーは置き去りにされた。
          その後、ポリス夫婦に飼われていた。

          日本人の奥さんが帰国して、にゃんこの館に今は預けられている。
          サイトーは無口だが、アメリカ産なので体がでかい。
          時々、物騒なことをいうので、にゃんこスタッフたちはビビっている。

          ゲスト猫はギャングにゃんこなのだ!




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猫カフェのイラストは友人のpokaさんに描いていただきました。
猫の加工写真もpokaさんです(*´∀人)ァリガト♪

他、にゃんこの写真は友人と知人と、このサイトからお借りしています。
 HD Wallpapers (High Definition) | 100% Quality HD Desktop Wallpapers http://www.hdwallpapers.in/#.US_aGEwvXcc.twitter …

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かわいい猫の壁紙画像 http://matome.naver.jp/odai/2127198911354142701

猫カフェ「あまえんぼう」で撮影した写真を使っています(了承済み)
http://nekonoheya-amaenbou.com/



創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-11-24 09:00 | メルヘン
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【 にゃんこスタッフ 1 】


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             ■ フロアーマネジャー ■  ミーコ ♀ 17才 三毛猫

          猫カフェ『にゃんこの館』のフロアーマネージャー
          みんなをまとめるリーダー猫。
          オーナーが初めて飼った猫で、17才のおばあちゃん猫である。

          ミーコは人間の言葉が解かる、スーパーにゃんこなのだ!



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                 ■ スタッフ 1 ■  にゃん太 ♂ 5才 茶トラ

          平凡な茶トラのにゃん太は、実はがんばり屋の芸人猫。
          毎日、閉店後、鏡の前でいろんなポーズを作って
          お客さまに受けようと猫一倍努力をしている!

          彼がにゃんこの館の人気ナ ンバー1のスタッフなのだ!!



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                ■ スタッフ 2 ■   シャネル ♀ 7才 ペルシャ

          大金持ちのおばあさんに飼われていたが亡くなって……
          猫カフェ『にゃんこの館』に引き取られた。
          お嬢様育ちなのでプライドが高く、仲間たちに溶け込めない。

          昔の飼い主が忘れられない、メランコリーなにゃんこ。



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               ■ スタッフ 3 ■  ナイル ♂ 4才 アビシニアン

          エジプトの神聖な猫であるアビシニアンのナイルは
          いつも猫タワーのてっぺんで、神と対話しているという。
          仲間たちと群れない“孤高の猫”と呼ばれている。
          仔猫のころ、飼い主に虐待された暗い過去があり人間嫌いなのだ。

          けれど、オーナーとミーコにだけは心を開く。



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                  ■ スタッフ 4 ■  蘭子 ♀ 3才 キジ猫

          おてんば娘の蘭子は気が強く、スタッフたちとトラブル多し!
          にゃんこの館のナンバー1スタッフの座を狙っている。
          仔猫のころ野良だったので、かなり苦労をした。
          保健所の殺処分ギリギリでオーナーに引き取られ助かった!

          お嬢さま猫シャネルとは犬猿の仲?



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                   ■ スタッフ 5 ■  クー ♂ 2才 黒猫

          元気な黒猫のクーちゃん♪
          近所で仔猫を拾った女の子に頼まれて、オーナーが引き取って
          猫カフェ『にゃんこの館』のスタッフになった。
          いつも威勢はいいが、実はとってもチキン、ビビルと固まる。

          キジ猫蘭子の弟分でもある。




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猫カフェのイラストは友人のpokaさんに描いていただきました。
猫の加工写真もpokaさんです(*´∀人)ァリガト♪

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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-11-23 07:29 | メルヘン