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カテゴリ:児童詩( 7 )

児童詩 ⑦

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 ■ きょうだいシリーズ ③ ■


昭和40年代、小学生だったわたし。
貧しかったけど、元気いっぱいの子どもたちが
路地で、空き地で、駄菓子屋さんの前で・・・
そこらじゅうで溢れていた。

どこにもいるような、わんぱく坊主の兄ちゃんと
しっかり者の妹のお話を、物語風に児童詩で綴ります。
ケンカしてもすぐに笑える、きょうだいだから?
きょうだいって、なんだか温かいよね。

    ※ 作品は関西弁による表現です。


 【 おにいちゃんの長所 】

『 なぁ、おれの長所はなんやろ? 』
うちが宿題してたら、おにいちゃんが
急にまじめな顔で聞いてきた

『 勉強ぎらい、食いしん坊、おんち 』
『 まじめに答えんかい! 』
ムッとしたおにいちゃんに、頭たたかれた!

『 おかちゃーん、おにいちゃんがたたいた! 』
『 まじめに答えへん、おまえが悪いんや 』
ふでばこでにいちゃんを、たたき返した

『 やったなぁ~ 』
『 おにいちゃんのあほう! 』
家ん中、きょうだいで追いかけっこ

『 バタバタうるさい! 』
おかあちゃんが大声でどなった!
けど、それでも走りまわってる

あんなぁー
おにいちゃんの長所はなぁー
あほやけど
元気のいいところや!

あはははっ



 【 ファイト! 】

ドサッ
らんぼうにランドセル
ほうり投げる音がした

そーっと、ふすまあけたら
おにいちゃんやった
なんかようすがヘンだ……

『 クッソー、クッソー! 』
柱をこぶしでどつきながら
おにいちゃんが泣いとった

子ども野球大会の選手に
えらばれへんかったって
クラスの男子に聞いたよ

暗くなるまで空地で
キャッチボールの練習してたのを
うちとお月さまは見てたで

ぜったいチャンスはやってくる
だから、今日は泣いてもええよ
うちは見てないふりするから

おにいちゃん、ファイトや!



 【 コッペパン 】

給食のコッペパン
半ぶんだけ食べて
あとの半ぶんは
ちり紙にくるんで
家に持って帰る

コッペパン大きいし
ぼそぼそして食べにくい
うちはキライや!

台所のごみ箱へ
こっそり捨てようとしてたら……
『 なにやってんねん! 』
おにいちゃんに見つかってしもた
『 食いものすてたらアカンやろ 』

コッペパン
『 世界中には、ごはん食べられへんでしんでく人もおるんや 』
『 ごめん…… 』
おにいちゃんのくせに
まともなこと言うやん

『 かせ! 』
うちから取り上げたコッペパン
たった3口で食べてしもた

『 あぁーうまかった、腹へっとったんや 』
まんぞく顔のおにいちゃん

コッペパン
今まで捨ててゴメンね
こんどからは
おにいちゃんがかわりに
食べてくれるから……


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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-07-23 15:49 | 児童詩

児童詩 ⑥

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 ■ きょうだいシリーズ ② ■


昭和40年代、小学生だったわたし。
貧しかったけど、元気いっぱいの子どもたちが
路地で、空き地で、駄菓子屋さんの前で・・・
そこらじゅうで溢れていた。

どこにもいるような、わんぱく坊主の兄ちゃんと
しっかり者の妹のお話を、物語風に児童詩で綴ります。
ケンカしてもすぐに笑える、きょうだいだから?
きょうだいって、なんだか温かいよね。

    ※ 作品は関西弁による表現です。


 【 ひ・み・つ 】

おり紙さがして
机のひきだしのおくに
手を入れてさぐってたら
だんごになったテスト用紙があった

30点、20点、15点……
ひどい点数や!

ぜんぶ、おにいちゃんのテストやった
こんなところに
ひどい点数のテストかくしとったんか
うちは心のなかでにやりとした

おにいちゃんの
ひ・み・つ みつけた!

夕がた遊びからかえってきた
おにいちゃんが
いつものように、うちがみてる
テレビのチャンネルを
勝手にかえようとしたから

ひきだしのおくのテスト!
って、叫んだら
目をしろくろさせて
たのむー ひ・み・つ にしてくれ
手を合わせて泣きそうやった

おにいちゃんの
ひ・み・つ にぎってる

うちにはもうさからわれへんで!

それが……
うち、お茶わん洗ってるときに
おかあちゃんが一番大事にしてる
お皿を落としてしもた

ガチャーンという音ききつけて
おにいちゃんが飛んできた
割れたお皿の前で
ベソかいてるうちみて

『 えらいこっちゃー 』

大声で叫んだ
おかあちゃんがききつけて

『 だれが割ったんや! 』
『 ごめんなさい 』

おにいちゃんがあやまった!

えっ なんで?
うちがびっくりした!

大事なお皿割られて
怒ったおかあちゃんに
2、3発どつかれたけど

『 ごめんなさい、ごめんなさい 』

おにいちゃんがあやまってる
ていこうしない、素直なたいどに
ひょうしぬけしたのか

『 割れた皿かたづけときや……』

そういうと、おかあちゃんは買物にいった

おにいちゃんがうちを見て
にやりとわらった

やられたー!

ひ・み・つ と ひ・み・つ 
あいこになった

これで帳消しやわ



 【 きょうだいのえん 】

ご飯食べてるとき
おにいちゃんが
クシャミした!

おにいちゃんのツバが
うちの卵焼きにとんだ

『 きちゃないなぁー 』
『 へへー 』
『 こんな卵焼き食べられへん! 』

うちが怒ったら
おにいちゃんのはしが
うちの卵焼きつきさした

あっ!
大好きな卵焼き食べられたー

おにいちゃんなんか
ぜったいにゆるさへん
きょうだいのえん切ったる!



 【 まっ赤っか 】

下校のとき
おにいちゃんといっしょになった

『 なんや、いのこりか? 』
『ちゃうわ!絵画コンクールの絵かいてたんや 』
『 そっか、おまえ絵うまくてええなぁー 』
めずらしくほめられた

そんとき、後ろから誰かがよんだ
おにいちゃんのクラスの子やった

『 今日はありがとう 』
おさげの女の子、それだけいうと
ピューと走ってにげていった
みたら、おにいちゃんボーとしてる

『 なぁーなにがあったん? 』
おにいちゃん、さっきの女の子が男子に
イタズラされて泣いてるのを助けたらしい
ほんまかいな?

『 おにいちゃんやさしいとこあるやん 』
『 えへへ…… 』
『 さっきの子、かわいいね 』
『 あの子の絵、かいてくれへんか? 』

えぇ~~?!
なんやのいきなり?

『 あっ、うそや、うそやーーー 』
ゆうた後で、どぎまぎして
おにいちゃんの顔が赤くなった

『 さては……? 』
うちがにやりと笑うと
『 そんなん、ちゃうわい!』
いよいよ、まっ赤になった

おにいちゃんの顔
まっ赤やで
あの夕陽よりまっ赤
おサルのおしりより
まっ赤っかやわ!



 【 りかにかんむり? 】

うちがあほやってん
よそのお店で買った
おかし持って、駄菓子屋に入ったら

『 それ、この店の品物やろ? 』
駄菓子屋のおばちゃんにいわれた
同じおかし売ってたし……
『 ちゃうで!よそのお店でこうた 』
うちがゆうても信じてくれへん
『 それ50円やで 』
お金とろうとする

『 ほんまに、よそのお店でこうてん! 』
泣きながらいう、うちに……
『 ウソついたら、あかん!! 』
大きな声でおばちゃんがどなった!

そんときや!
『 おれのいもうとウソつきちゃうわい! 』
おにいちゃんの声がした
『 ガメツイおばはんや! 』
おばちゃん目がけて50円玉投げつけた

『 こんな店、二度とくるかっ!! 』
うちの手を引っぱって、店から飛び出た

帰り道
『 ほんまによその店でこうたんや・・・ 』
『 わかってる! 』
『 ごめんな・・・にいちゃん・・・ 』
さっきのこと、くやしくて涙ポロポロでた

『 しってるか? 』
『 ・・・・・・ 』

李下に冠を正さず

って、ことわざがあるんや

スモモの木の下で冠をかぶり直そうと手を上げたら
実を盗もうとしてるのかと勘違いされる

まぎらわしいことすんな!
って意味やぞ

国語のとき、先生いうとった

『 うん! 』
今日のおにいちゃん
かしこそうに見えたわ


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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-07-22 15:15 | 児童詩

児童詩 ⑤

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 ■ きょうだいシリーズ ① ■

昭和40年代、小学生だったわたし。
貧しかったけど、元気いっぱいの子どもたちが
路地で、空き地で、駄菓子屋さんの前で・・・
そこらじゅうで溢れていた。

どこにもいるような、わんぱく坊主の兄ちゃんと
しっかり者の妹のお話を、物語風に児童詩で綴ります。
ケンカしてもすぐに笑える、きょうだいだから?
きょうだいって、なんだか温かいよね。

    ※ 作品は関西弁による表現です。


 【 うちのおにいちゃん 】

うちとおにいちゃんは、3つちがい
3年はやく生まれただけで、えらそうや
うちが言うこときかんかったら、たたく

そんな、おにいちゃん キライや

うちのおやつ、かってに食べるし
ヘタクソな歌、おフロで大声でうたう
宿題わすれて、廊下で立たされボウズ

そんな、おにいちゃん カッコわるい

せやけど、うちが集団登校でしんどなって
道にしゃがみこんでたら、とんできて
うちをおぶって、家までつれて帰ってくれた

そんな、おにいちゃん たのもしい

あのね、キライや思うてたけど、兄妹ってええな
おにいちゃんの、背中広くて温かかったよ
おとなになって、お嫁にいくまで

うちは、おにいちゃんの 妹やからね



 【 注射こわい 】

注射こわい 注射こわい
学校休む言うたら 
おかあちゃんにおこられた
お熱もないし 元気やから 
休んだらあかん!

どっかに仮病になる 
薬うってないんかいな

注射こわい 注射こわい
ゆきちゃん泣いてはる 
めっちゃ痛いんやろか?
チクリと針さす時が
一番 こわいねん

もうすぐ うちの番や 
イヤや イヤや もうにげたい

注射こわい 注射こわい
入院してる おばあちゃん
いつも手に針さされてはる 
痛くないのってきいたら
注射で病気と戦ってるねん 
そういうて笑ろた

元気になってや
うちも注射がんばるから!



 【 おとしあな 】

おにいちゃんが
おとしあな、ほった。

こうえんのすな場に
50センチほど
あなほって
しんぶん紙かぶせて
上からすなをかけ
わからなくした

だれがおちるんやろ?
ドキドキしながら
おにいちゃんとふたりで
ジャングルジムの上から見てたら

小さな子どもが
おとしあなにおちて
大声でないた!
その子のおかあさんが
だれや、こんなイタズラしたんは
って、大声でおこってはった!

やばい!
どないしょう?
おこられるで
あれれ
おにいちゃん
ひとりでにげちゃった

ずるいわ
うち、しらんで
おとしあな、ほったのは
おにいちゃんや

ごめんね
もう、こんなイタズラしいひんから……
ほんまに、ごめん。
うちもにげるわ! 



 【 お人形ごっこ 】

ともこちゃんのお家でお人形ごっこした
きれいな洋服きたタミー人形
いっぱいもってはる
うちはキューピーさん2つだけ
しょんぼりしてたら……

ともこちゃんがタミー人形かしたるから
いっしょに遊ぼうってゆうてくれた
ええなぁ~ かわいい人形いっぱい
部屋にはピアノもあるし
ピンクのお布団のベッドもあるし

ともこちゃん、ひとりっこやから
なんでも買ってもらえるんや

家に帰ったら、おにいちゃんが
うちのおやつ食べとった!
めっちゃ腹立って

『 おにいちゃんのあほう! 』

って、叫んだらゲンコでなぐられた
うちがワーワー泣いてたら

『 きょうだいゲンカすんなっ! 』

おかあちゃんが怒った!
おにいちゃん、おかあちゃんにしばかれた
それでも、うちがメソメソ泣いてたら
おにいちゃん

『 さっきはゴメンな…… 』

て、いうて
しんせきのおっちゃんがくれた
ボンタン飴1箱くれた
うち、ボンタン飴きらいや
おにいちゃんもきらいや

きょうだいなんかいらん
うちはひとりっこになりたいねん!


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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-07-22 14:44 | 児童詩

児童詩 ④

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 【 昭和の子どもたち 】

塾もテレビゲームも
パソコンもなかった
日が暮れるまで
お外で遊びまわっていた
ひざ小僧はいつも傷だらけ
野原が友だち 
昭和の子どもたち

友情・努力・勝利
そんな言葉が好きだった
ぼくらの未来は
きっと輝いていると信じていた
秘密基地にはひみつの宝箱
無邪気な笑顔
昭和の子どもたち



 【 ケンパ 】

お母さん
お出かけ留守だった
ランドセルほうり投げ

玄関のまえの道
ろう石で絵をかいた
ケン ケン パッ パッ

お母さん帰るまで
ひとり遊びでお留守番
ケン パッ ケン パッ

遠くでお豆腐やさん
ラッパの音がきこえてる
プオー プオー プオー

お腹もすいたよ
お母さん、はやく帰ってきて
くるりっとパッ ケン パッ パッ

夕ぐれ影がのびて
おばけになった、こわいよ
ケン ケン パッ ケン

電信柱のむこうから
手をふる姿がみえた

 『 お母さーん 』


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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-07-21 17:30 | 児童詩

児童詩 ③

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 【 ライオンのひとり言 】

ガオォー!
俺さまは百獣の王だぞぉー!
大きなライオンがほえた

ビックリして
小さな坊やが泣きだした
ライオンさんはオリの中だから
こわくないわよ
さぁ、パンダさん見に行きましょう
お母さんに抱っこされて
坊やは行っちゃった

チェッ!
パンダの奴は可愛いから人気者だ
俺さまの方が強いのに……

あははっ
笑い声がする 見ると
オリの中に一羽のハトがいる

いくら強くたって
ここじゃあ、あんたは
ただの大飯ぐらいさっ!
残飯をついばみながら
バカにしたようにハトが笑った

なんだとぉー!
怒って ライオンは飛びかかった
だが ハトは笑いながら飛んでいった

ちくしょうめ!
むかしは俺さまの気配を感じただけで
動物たちは ふるえ上がったものさ
アフリカの大地を思い出して
ライオンはちょっぴり切なくなった

だけど……
ここに居たら、密猟者の鉄砲に
追われることもないし 殺されることもない
食い物だってもえるんだ

遠くを見つめ、ライオンはため息ついた
さて、ひと寝入りするか!

そういうとゴロンと寝転がって
静かに目をつぶる


 ― 今日もライオンはサバンナを駆ける夢をみる ―



 【 ブランコ 】

ブラーリ ブラーリ
ブランコこいでいた
夕ぐれの公園

お友だちは
みんな帰って
ひとりぼっち

転校するなんて
お友だちに言えないよ

ブラーリ ブラーリ
ブランコゆれて
涙もこぼれた

さみしいけど
もう泣かないよ
ここで泣いたから

ありがとうって
お友だちに手紙かこう

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 【 こころ 】

 こころって

こころって、なに?
見えないよ
さわれないよ
どこにあるんだろう?

……なのに、時どき
くるしくなったり
いたくなったり
ひめいをあげる!

こころって、きっと
みえなくてもあるんだ
いつも、うったえてる
わたしの胸の中で……

 こころって、ふしぎ

こころって、ふしぎ
とっても、ふしぎ
カタチがかわるよ

楽しいときは
まんまるだし
くじけちゃったら
ぺっちゃんこ……

怒ったらね
トゲトゲになるんだ!
それでだれかの
こころも傷つけちゃう

ゴメンなさい
やさしい気持ちのつまった
大きなこころになれたら
いいのになぁー

 こころって、さみしん坊

こころって、さみしん坊
いつも、だれかの
こころに寄りそっていたい

いっしょに 笑ったり
いっしょに 歌ったり
ひびき合っていたいんだ

なのに……
だいじな人とケンカした
怒らせちゃった!
ノックしても返事がない
固く閉ざしたこころに
入っていけない

あなたのこころはどこ?
“ こころのありか ” 
が、分からない



 【 しんこきゅう 】

さぁ 胸をはって
鼻のあなを
おもいっきり開いて
しんこきゅう しんこきゅう

 スーハー スーハー

しんせんな空気を
胸のなかに吸いこんで
心のモヤモヤをはきだす
しんこきゅう しんこきゅう

 スーハー スーハー

イジワルした人 ゆるしてあげる
悪口いった人 ゆるしてあげる
なき虫の自分も ゆるしてあげる
しんこきゅう しんこきゅう

 スーハー スーハー

いっぱい しんこきゅうしたら
胸のなかがスッキリしてきた
どんどん 優しくなっていくよ
しんこきゅう しんこきゅう

 スーハー スーハー



 【 七夕さま 】

七夕の笹には 色とりどり 
たんざくにかいた
いろんな夢がゆれている

テストで100点とりたいな
にんじん食べれるようになりたい
サッカー選手に絶対なるんだ

小さな夢 大きな夢 かわいい夢
子どもたちは たんざくに夢をかいて
七夕の天の川にながす

きっと 神さまがすくって
ねがいを聞きとどけてくれるよ
だから 笑顔でがんばろうね


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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-07-21 15:36 | 児童詩

児童詩 ②

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 【 しゃぼん玉 】

ピューと
赤いストローから
飛びだす
しゃぼん玉たち

ふわふわと
ただよいながら

ごっつんこして
はじけた
木の枝にぶつかって
はじけた
カラスにつつかれた

ピューと
力いっぱい
飛び出す
しゃぼん玉たち

風にだって
負けないんだから

あの子の家まで
とんでけ
学校の屋根まで
とんでけ
あたしの夢ものせてって



 【 カメレオン 】

カメレオン
おまえって
どんな色にもなるんだ

葉っぱの色も
土の色も
お空の色も

カメレオン
あたしの
心の色になってみて

うれしい時の
泣いてる時の
イジケてる時の

そうか
あたしの心も
カメレオンなんだ

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 【 ぜったい 】

あのね
この世に、ぜったいなんて
言葉はないんだよ

 ぜったい、できない
 ぜったい、あえない
 ぜったい、きらい

だから
かってに自分で
決めつけてはダメなんだ

 ぜったい、できる
 ぜったい、あえる
 ぜったい、好きになる

あれれ
そういうとなんだか
できそうな気がしてきた

ぜったいって
魔法のじゅもんかな?



 【 ノッポのきりん 】

背高ノッポの
きりんさん
青いお空にとどきそう

  『 むこうの空はくもってる
    もうすぐ雨がやってくるよ 』

そういうとじきに
大つぶの雨がふってくる

きりんさんの
天気よほうはよく当たる
だってお空とお友だもの

ちっちゃな小象
高い高い木を見あげ
ため息ついて

  『 てっぺんのおいしい
    木の実が食べたいなぁー 』

それをきいて
木の実を取ってあげたんだ

きりんさんの
長い首どんどん伸びる
だって遠くまで見たいから

ノッポのきりん
かっつんかっつん
ひづめを鳴らし
サバンナをかけていく



 【 春 】

つくしんぼう つんつん
土手から顔だし つんつんつん
雪がのこってる 春はまだかぁ

森の子りす くんくん
木のうろから鼻だし くんくんくん
風のなか 春の匂いしないねぇ

縁側のねこ ぐうぐう
陽だまりみつけて ぐうぐうぐう
丸まって眠ってる 春こないかなぁ

空からみていた お日さまにっこり笑い
ひばりを呼んで みんなに伝言たのんだ

空高く飛びあがり ひばりは大きな声で鳴いた

   『 春はそこまできているよ 』


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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-07-20 15:10 | 児童詩

児童詩 ①

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 【 子どもにもどろう 】

無邪気な心で
いつも笑っていたよ
忘れてしまった
子どもの心

空や花や虫たちと
お話がしたいな 

そうだ!
子どもにもどろう
もう一度
あの雲を追いかけよう


  ※ 子どもの気持で書いた
    児童詩ばかりを集めました。
    優しいメルヘンの世界に触れてください。



 【 どんぐりのキモチ 】

おいっ
おいらたちを拾うんじゃない
可愛いからって 持って帰るなっ

おいらたちは種なんだ
ちゃんと土の中に埋めてくれよ
いつかは立派な
どんぐりの木になるんだ

池に放りこむなっ
どじょうなんか 友だちじゃない
おいらを使って
やじろべぇなんか作るなっ
どんぐりの背くらべ?
ヘンテコリンな ことわざにすんなっ

へへん、ざまーみろ!
栗みたいに
おいらは食べられないぜぇ

だ・か・らー
拾って持って帰らないでくれよ
おいらたちの1粒1粒が
大事な“ 命 ”なんだ!

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 【 青い鳥 】

わたしの鳥かごには
青い鳥がいます
とまり木にちょこんと
きれいな声で鳴きます
ありがとう 青い鳥
いつまでも ここにいてね

だけど 小さな鳥かごに
ずっと 閉じ込めていたら
空の色をわすれて
声をなくしてしまった
かわいそう 青い鳥
きれいな声で鳴いてよ

お外に出たいのなら
鳥かごを開いてあげるから
そのツバサに空の色を
しみこませておいで
さあ、青い鳥

青い空へ 羽ばたいていけ 



 【 水たまり 】

雨上がりの道
水たまりに
あたしがうつってる

お友だちと
けんかした

水たまり
赤い長ぐつで
ちゃぷちゃぷしたら

お水ゆれて
泣きべそ顔になった

小さな水たまり
大きなお空うつして
きらきら光る

あした
お友だちに
ごめんねって言うよ



 【 でんでん虫 】

でんでん虫
おまえって、ふしぎなやつ
いったいなんなの

貝かな
虫かな
ナメクジなのか

貝だったら、好き
虫だったら、ふつう
ナメクジだったら、大きらい

でんでん虫
いつも雨ふりにいるけど
ふだんはどこにいるの

葉っぱのうらかな
木の中かな
それとも、土ん中

分からないことばかり
でんでん虫について
今日、考えてみた


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創作小説・詩

by utakatarennka | 2017-07-20 14:43 | 児童詩