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カテゴリ:五行歌 徒然・恋歌( 2 )

五行歌 恋歌

   「五行歌」とは、  

 ① 俳句のように「季語」は要りません。
 ② 短歌の「57577」のリズムも要りません。
 ③ 唯、単に「五行」に作るだけです。
 ④ 1行の文字数も自由です。
 ⑤ 古文の素養は必要ありません。  


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触れ合うだけで
愛を信じられるなら
こんなに何度も
『 愛してる 』と
繰り返したりしない



いま確かなもの
貴方の掌の温もり
キスより確かなもの 
私を抱きしめる
貴方の鼓動



生まれ変われるなら
鳥がいい?
花がいい?
いいえ、もう一度
女になって貴方の傍に



可愛いね
貴方の一言が
私の肌に浸み込んでいく
どんな美容クリームより
その効果 てきめん!



『 君に会いたい 』
貴方の声が耳に残り
会いたい理由
会えない理由
左の薬指見つめ考えてる



やわ肌に
貴方が付けた
紫の痣
女の喜びは
背徳の緋文字



寄り添いて
眠るふたり
肩に掛かる頭(こうべ)は
愛ゆえに
背負う罪の重さ



『 恋 』という花の
一番美しい時を
摘み取って
押し花にしたい
永遠に色褪せないように



遠き日々
紫煙燻らす思い草
肌に沁みついた 
別れた男の
煙草の匂い



忘れた振りで
消せない記憶
寂しいと口にすれば
あなた……
振り返ってくれますか



雨音が
心を掻き毟る
繋がらない
携帯握りしめ
貴方を恨む、夜



月に恋して
その掌を伸ばす
艶やかな花弁で
一夜の恋に堕ちる
儚き華 月下美人



恋愛の花は
二度香る
開く時の芳しさ
散る時の切なさ
想いを封じ土に還る



求めた愛の深さ
重ねた罪の重さ
傍らで眠る人よ
その寝顔に
捨てた良心がある




   創作小説・詩
by utakatarennka | 2011-06-17 14:37 | 五行歌 徒然・恋歌

五行歌 徒然

  「五行歌」とは、  

 ① 俳句のように「季語」は要りません。
 ② 短歌の「57577」のリズムも要りません。
 ③ 唯、単に「五行」に作るだけです。
 ④ 1行の文字数も自由です。
 ⑤ 古文の素養は必要ありません。


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雪景色
空中を舞う一羽の鴉
白と黒のコントラスト
混ざり合えない
孤独な心



ふと立ち止まり
懐かしき人を想う
夕暮れの街
金木犀の風
甘き香に酔う



荒海渡る 冬燕
吹雪に押し戻され
なおも南を目指す
豊穣の大地
春の輝き



黄金色の絨毯
刈り取れば 古畳の色
よく実ったね 稲穂たち
美味しく炊いて
私が食べてあげよう



世界一周 豪邸
外車とブランド品
あぁ 私の夢たち
破り捨てた
サマージャンボ宝くじ



頑張らない
怒らない
そう決めたのに
頑張れない自分を
今日も叱る



小さなプライド守るため
他人と争う
勝っても
負けても
揺らいだのは自信



負け犬だと
嘆く人がいる
あなたの人生は
あなたのオリジナル
さぁ 胸張って!



心の中に
ナイフを隠し持ってる
いつかこれで……
そう誓って
今日の自分を黙らせる



屋根裏で見つけて
読み返す古い手紙
夢を熱く語る友よ
あの青春の日々に
タイムスリップ



ベランダに蝉の亡骸
使命終え
短い夏が終わる
紙で拾いて
そっと、土に還す



空にたなびく洗濯もの
日向の匂い吸い込んで
カラリと乾いた
たたむ手で家族を想う
主婦の幸せ



孤独は影のように
背中に張り付いている
生きている限り
それを背負って
歩かなければならない




   創作小説・詩
by utakatarennka | 2011-06-17 14:30 | 五行歌 徒然・恋歌