桜庭一樹 「私の男」
最近は創作することばかりに腐心して
本も読まず、読書の楽しさを忘れてしまっていた。
面白い物語を書くためには、
私自身が読者の視点に戻るべきだと考え
『読書日誌』を付けようと思い立った次第です。
■ 著者名 ■
『私の男』
■ 著者 ■
桜庭一樹
■ 出版社 ■
文春文庫
■ ジャンル ■
小説
■ あらすじ ■
落ちぶれた貴族のように、惨めでどこか優雅な男・淳悟は、腐野花の養父。
孤児となった十歳の花を、若い淳悟が引き取り、親子となった。
そして、物語は、アルバムを逆から捲るように、花の結婚から二人の過去へと遡る。
内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌を圧倒的な筆力で描く第138回直木賞受賞作。
解説・北上次郎
■ 感想 ■
本当に素晴らしい作品だった! こんな秀作に出会えて幸運だったと思った。
しばらく、この作品の中の印象的なシーンが、頭の中に残って消えなかったほどである。
淳悟という養父と花という娘の、親子を越えた、男女の愛が禁忌であっても、切ないほどに美しい。
深く感動して、激しく興奮させられた作品でした。
■ 参考になったこと ■
キャラクターの描き方や、洒落た言い回し、プロットなど・・・いろいろ勉強させられた。
■ 評価 ■
★★★★★
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