和歌山電鉄 たま駅長天国へ
和歌山電鉄貴志川線の貴志駅(和歌山県紀の川市)で、
猫の駅長として活躍した「たま」が天国に旅立ってしまいました。
たまは、牝の三毛猫で16歳でした。
人間の年齢だと80歳くらいだそうです。
ガラス張りの駅長室で、いつも乗客を見守っていました。
もともと駅の隣にある売店で飼われていた猫ですが、
2007年に町を活性化するために駅長に抜擢されたのです。
カメラのシャッターが鳴ると首をかしげるポーズが大人気になり、
全国から多くの人がたまに会いに来るようになりました。
Youtube・たま駅長に会いにいく
たまの体調が悪くなったのは、4月の終わり頃で、
死ぬ前日に、和歌山電鉄の社長が病院にお見舞いに行きました。
「元気になって、2年後の駅長就任10周年をお祝いしよう」
と声をかけると、立ちあがって、たまは「ニャー」と答えたそうです。
たまが駅長になってから、全国で動物の駅長がたくさん誕生して
ブームになりました。
和歌山電鉄では、たまの活躍を讃えて「名誉永久駅長」にしました。
たま駅長、今までありがとう。ご冥福を祈りします。