― Metamorphose ―

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愚詩 = 愚痴 ①

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 【 夏が終わる 】

ジリジリと
焼けつくような太陽の熱が
私の身体から水分を奪う
紫外線は表皮を突き破って
細胞組織にまで浸透する
肌には黒い疵が残った

もう いい加減にしろ!
と 叫びたくなるほど
執拗な暑さで
この夏は私を責め苛んだ

まるで2ちゃんの荒らしのような
執念深さだったと体験者は語る

ハァハァ……
息をしているだけで
もうやっとだった

生体エネルギーの
消耗を最小限に抑えるため
省エネモードに切り替えた
スイッチON!

1、仕事
これはやらないと食べていけない

2、家事
テキトーに手を抜くか

3、創作
うん これを省くしかない
どうせ 暑くて頭が回らないしなあ

上記の理由で 秋風が吹くまで 
私の創作は【 夏眠 】していました

(`・ω・´)ハイ!



 

 【 連鎖 】

我が家では去年の秋から
家電品が壊れるという【 連鎖 】が始まっている

最初に洗濯機が壊れた
スイッチを入れても作動しなくなった
もう7年は使っている 
そろそろ寿命だったのかな
洗濯できなくなっては
健全な家庭生活が送れなくなる
慌てて家電量販店へ買いに行く
届くまで下着類だけ手洗いだった

今年になって
お風呂の給湯器が壊れた
風呂釜と一緒に取り替えて貰う
この家に引っ越ししてから15年経つ
そろそろ壊れても仕方ないが……
何しろ高額商品
財布が湯冷めして風邪を引いた
けど 新しいお風呂は超快適だった
すぐに沸いて温度調整もしてくれる
バスタイムが至福になった

次に電子レンジがやられた
料理を入れてスイッチを押しても
ただの沈黙の箱になった
無いと不便なので 
即 買え替えることに
簡単機能の安いので十分だ

続いて
DVDデッキも昇天
食器乾燥機が鬼籍
体重計までポアされた(たぶん電池切れ)

この夏 ついに
旦那まで壊れた!
元々 いろいろ成人病を持っていたが
とうとう腎臓がダメになってしまった
大学病院に二週間入院した 
私は仕事しながら
猛暑の中を一日置きに見舞いに行った
病院にいる病人より
私の方がよほどしんどかったわ

人工透析患者になってしまった
うちの旦那は障害者1級だそうだ
人工透析する前よりも
今の方が顔色もよく 元気そうに見える
日本の先端医療は凄いと思ったね

まるで呪われたように
壊れるという【 連鎖 】が止まらない
ああ なんてこったい!

後は私の頭が壊れてしまうかも?
いや それはもう
――すでに壊れているだろうが



 【 カラスの勝手じゃない! 】

私は五月にカラスに襲われた
いつもの道を自転車で走っていたら
前を歩いているオジサンがカラスに突かれていた
ははん さてはカラスに石でも投げたんだなあ
……と 
この時点では人ごとの顔で通り過ぎようとしていた

バサバサという羽根音が聴こえた
カァー と鳴き声がした
その後 コツンを頭に何か衝撃が!?
あれ なんだ?
――と思ったら
もう一度 カツンと私の後ろ頭を蹴って
カラスは空高く飛んで行った

チクショウめ!
何もしてない通行人に何をしやがる
つがいのカラスにやられたようだ
見事な連携プレイで二発キックをおみまいされた
帽子を被っていたのでまだマシだったが 
カラスの後ろ脚キックはかなり強烈だった

危害を加えた訳でもないのに
まさか 自分がカラスに襲われるなんて
想像もしてなかった
道を通っただけで攻撃するとは
上等じゃんか!
その日からカラスは私の生涯の敵になった

近くにお前の巣があったとしても
雛たちの巣立ちシーズンだったとしても
餌がなくて苛立っていたとしても
そんなことは知るか!
 
「カラスの勝手でしょう」

そんな理屈は私には通用しない
動物愛護協会に怒られても
日本野鳥の会のメンバーに睨まれても
グリーンピースに大砲を打ち込まれても

カラスめ
お前の勝手なんか 断じて許さん!
人間さまを舐めんなよ
いつか成敗してやる
ポケットに小石を忍ばせて
自転車に跨り今日も行く

覚えてやがれ!

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 川柳【 ダメ詩人の三句 】

才能がない! 

 パクるんだ 自作気取りの オマージュ

ネタがない!

 探すんだ 古い日記の つらい恋

うけない!

 晒すんだ みんな大好き 自虐ネタ



 川柳【 誤字脱字 】

恥かしや 後で見つかる 誤字脱字

本になり 修正できず 涙の日

またやった 読みなおしても 見つからず



   【 重箱の底の研究者 】

   編集者を騙り上目線で
   批評と称する個人攻撃
   重箱の底を突く能無し
   研究者気取りの傲慢さ
   馬鹿が偉そうに語るな
   底の浅い批評には失笑
   無能な自分が悔しくて
   人の才能をこけ下ろす
   妬み僻み嫉み渦巻く魂
   彼は重箱の底の研究者



 【乾燥機問答】

雨の日の憂鬱の原因が
洗濯物が乾かないせいだと
今、気付いた
湿っけた洗濯物が
部屋中に吊るされて
うっとうしい
ベランダに干された洗濯物も
いつ乾くか分からず
さらに絶望的気分になる

 ―乾燥機を買えば―

誰かに言われた
あれは音がうるさいし
余計に部屋が湿気るので嫌いと
二〇年前に使った乾燥機のことを言う
たぶん、今は改良されているのに……

 ―だけど洗濯物が乾かないでしょう―

やっぱし洗濯物は
太陽で乾いた方が清潔で気持ちいいよね
カラッとして日向の匂いがするんだ
そう言って、人の意見を聞かない

 ―外で干した洗濯物は清潔ですか―

外には花粉や黄砂も飛び散っている
外で干すのが一番だと言い切れますか
エコを度外視すれば
乾燥機の利点はいっぱいありますよ

……スイマセン……

間違ってました
ただ、頭が固いだけです

 ―じゃあ乾燥機買いますか―

……やっぱし嫌です……

理由はクシャクシャになった洗濯物を
伸ばしてたたむのが面倒だから

でも、本当の理由はね
つまらないことに拘って
小さなことに意地を張って
これが『あたし』なんだと自己主張したい
お馬鹿な主婦だから……

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創作小説・詩


by utakatarennka | 2017-07-10 15:40 | 愚詩 = 愚痴