小川洋子「博士の愛した数式」
最近は創作することばかりに腐心して
本も読まず、読書の楽しさを忘れてしまっていた。
面白い物語を書くためには、
私自身が読者の視点に戻るべきだと考え
『読書日誌』を付けようと思い立った次第であります。
最近では紙の本だけではなく、
楽天Koboにて、電子書籍での読書もしています。
■ 著書名 ■
『博士の愛した数式』
■ 著者 ■
小川洋子
■ 出版社 ■
新潮文庫
■ ジャンル ■
小説
■ あらすじ ■
〔 ぼくの記憶は80分しかもたない 〕博士の背広の袖にはそう書かれた古びたメモが留められていた――記憶力を失った博士にとって、私は常に“ 新しい ”家政婦。
博士は“ 初対面 ”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。
あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。
■ 感想 ■
以前から持っていた小説だが、長い間本棚に打ち捨てられていたものだった。
人気小説だし、ふと気になって読んでみたら……なるほど良く出来た作品でした。
記憶障害・数学・野球とこの3つのキーワードを巧く繋ぎ合わせ、完成させた文学作品だった。
数式のことなど著者の造詣の深さに感服させられた。
■ 評価 ■
★★★★
博士の愛した数式 (新潮文庫) [ 小川洋子(小説家) ] |