山田悠介「リアル鬼ごっこ」
最近は創作することばかりに腐心して
本も読まず、読書の楽しさを忘れてしまっていた。
面白い物語を書くためには、
私自身が読者の視点に戻るべきだと考え
『読書日誌』を付けようと思い立った次第であります。
最近では紙の本だけではなく、
楽天Koboにて、電子書籍での読書もしています。
■ 著書名 ■
『リアル鬼ごっこ』
■ 著者 ■
山田悠介
■ 出版社 ■
冬幻舎文庫
■ ジャンル ■
小説
■ あらすじ ■
ときは西暦3000年、王国に住むとある王様は佐藤姓の人間を自分以外全員殺してしまおうと考える。
そのために作ったゲームが『リアル鬼ごっこ』、佐藤さん探知ゴーグルをかぶった鬼たちが全国の佐藤さんを追う。
一方、佐藤翼は短距離走で優勝したことがあり、脚力には自信があった。
かつて別れた妹との再会、昔の悪友との再会……最後まで生き残った「佐藤さん」が、王様の前で願うことは何なのか?。
■ 感想 ■
数年前、爆発的に売れて映画や漫画になったのが、山田悠介「リアル鬼ごっこ」 です。
今さらという感じですが、本箱からハード版が出てきたので何となく読み返してみました。
スピード感のある展開が若者らしい勢いを感じ、幾つかの文法的間違いなんて、しょせん重箱の底、やっぱりテーマのインパクトが一番なんだと思い知らされる!
文芸社“自費出版の希望の星”といわれたヒット作品ですが、
しかし……それでどれだけの作家のたまごたちがドブに大金を捨てたことか……(;一_一)
■ 評価 ■
★★★★