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画像はTwitterから流れてきたものをお借りしました。


かつて読書家だった私ですが、
最近は創作することばかりに腐心して
本も読まず、読書の楽しさを忘れてしまっていた。

面白い物語を書くためには、
私自身が読者の視点に戻るべきだと考え
『読書日誌』を付けようと思い立った次第であります。





 ■ 著者名 ■

『青き筋肉の疾走』

 ■ 著者 ■

松山椋

 ■ 出版社 ■

株式会社 アドプラン 西濃印刷株式会社

 ■ ジャンル ■

小説
 
 ■ あらすじ ■

2015年6月21日、24歳の若さで突然の事故により亡くなれた松山椋さんの
遺稿集と時空モノガタリの作家たちによる追悼作品集。

 ■ 感想 ■

時空モノガタリという投稿サイトに作品を書いています。
生前は特に交流がなかったのですが、松山椋さんとおっしゃる若い作家が亡くなったことを
サイトで知りました。
うちの娘と同じ年の24歳で鬼籍に入ったというので、さぞご両親はお嘆きのことと察しておりました。
Facebookの「松山椋」さんをフォローしたことが切欠で、彼のお父さんとウエブ上で知り合いになり、
この本「青き筋肉の疾走」の制作の相談などを受けました。

かなり立派な装丁の本なので驚いています。
生前の椋さんの写真もいっぱいあって、家族の深い想い入れを感じさせます。
作品は時空モノガタリで入賞したものや、書きかけたまま絶筆したものまであって……
彼の死をリアルに感じるのがとても悲しいのです。

まず表題作にもなっている「青き筋肉の疾走」を読んだ感想を述べます。
第二回 月に吠える文学賞 特別賞受賞作品「青き筋肉の疾走」は、筋肉ハンターと呼ばれる
インフェリオリティーコンプレックスの脳筋男と文学オタクたちとの抗争である。
ハチャメチャ、バイオレンスな筋肉ハンターの元へ、次々と送り込まれるオタクの刺客の名前が
リュウ、ヨシユキ、ミシマ、ナカカラ、ハルキ、ノサカと……文学好きなら歓喜のキャラ名でした。
まさに疾走するスピード感と不条理な設定など、次々に巻き起こる事件など、
掛け値なしに面白い! 描写も素晴らしいし、文章のレベルも非常に高い。
読むほどに、松山椋さんの文学への造詣の深さに感服させられました。

「花言葉」シリーズはどれも切ないのです。
これは誰かに向けて書いた愛のメッセージだったのかな?
松山椋さん、惜しい文学青年を亡くしました。
夭折したけれど、間違いなく天才の片鱗を持った人だったと思います。
もっといっぱい文学を書かせてあげたかったと残念でなりません。

心より、ご冥福をお祈りいたします。

 ■ 参考になったこと ■

これを読んだら、目からウロコの作品ばかりでした。
松山椋さんへの追悼作品集に、泡沫恋歌の「邂逅記」も載せていただきました。
明治の書生さんに扮した、椋さんのモノガタリです。

 ■ 評価 ■

 ★★★★★

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by utakatarennka | 2015-11-26 21:20 | 読書日誌
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画像はTwitterから流れてきたものをお借りしました。


かつて読書家だった私ですが、
最近は創作することばかりに腐心して
本も読まず、読書の楽しさを忘れてしまっていた。

面白い物語を書くためには、
私自身が読者の視点に戻るべきだと考え
『読書日誌』を付けようと思い立った次第であります。





 ■ 著者名 ■

『青いカナリア』

 ■ 著者 ■

詩村あかね

 ■ 出版社 ■

ダザイン・編集 小原ミチル ココロミチル☆Angel Design (私家版)

 ■ ジャンル ■

詩集
 
 ■ あらすじ ■

月刊「詩とメルヘン」時代の作品から、白鳥省吾賞最優秀賞受賞作まで、
書き下ろしに加え、過去の受賞作を網羅した、詩村あかね最新詩集。

 ■ 感想 ■

Twitterから流れてくる詩に興味を覚えて、フォローさせていただいたことが切欠となり、
ウエブ上で詩村あかね様と交流を持つことができました。
そして、ネットショップで最新詩集「青いカナリア」を購入して拝読しました。

作風はバライティーに富んでいて、ひらがなの柔らかな詩からメッセージ性のあるものまで
様々なイメージで詩人の豊富な才能を発揮しています。
タイトルにもなっている「青いカナリア」は第十四回白鳥省吾賞最優秀賞受賞作品で圧巻です。
とにかく上手過ぎて、ぐうの音も出ないとはこのことだと思った。
「背高泡立草」の瑞々しい感性も素敵です。「ひこうせん」のお母さんの描写がとてもリアルっぽい。
「おじさんダイヤ」って、そんなダイヤが本当にあるんでしょうか? ちょっと気になる。
自分的には「生きる」の、どんどん生きようという言葉になぜか励まされた。

詩村さんの詩はけっして難解ではなく、分かりやすい言葉や描写で読む人の心を捉えます。
そして前向きに生きることを肯定する姿勢に励まされていくのです。
読めば心が豊かになる、それが詩村あかね詩集「青いカナリア」だと思います。

 ■ 参考になったこと ■

詩村あかね様は、白鳥省吾賞受賞など幾つもの文学賞に入賞された。
実力派の詩人であります。
感性の鋭さと言葉のセンスは凡人には及ばない素晴らしい才能だと痛感しました。
心から尊敬できる詩人だと思います。

 ■ 評価 ■

 ★★★★★

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販売先:RANGAI.SHOP http://rangai.shop-pro.jp/?pid=95540654


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by utakatarennka | 2015-11-25 23:44 | 読書日誌
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娘と二人で枚方市駅近くの炭火創作dining 「火のや-温」というお店へ行ってきました。

会社の同僚たちと娘が飲み会でここへ来店したら、料理が美味しかったというので
今夜は母娘で飲み会。――といっても食べるのがメインですが(=´▽`=)ノ


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付きだしのイカとわけぎの辛子味噌、お代りしたいほど美味しかった!


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ポテトフライ頼んだらこのボリュームです


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エリンギのバター炒めは最高だった


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お客の注文を訊いてから、料理を作るので提供時間はややかかりますが、
某居酒屋チェーン違って、本当に料理が美味しいです。


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揚げ豆腐ですが、普通の揚げだし豆腐をイメージして注文したのでビックリ!


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デザートのスイートポテトのアイスのせ


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娘が注文したブラッディマリー


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↑ 上の写真は「肉巻きおにぎり」ですが、肉の味がしみてじつに旨い!

お料理もこってて、量も多いし、値段はちょっと高いけど、
炭火創作dining 「火のや-温」はマジでお薦めのお店ですよ。


火のや 温
火のや 温
ジャンル:創作料理居酒屋
アクセス:京阪線枚方駅 北口 徒歩2分
住所:〒573-1191 大阪府枚方市新町1-2-10 枚方テイクスリービル3F(地図
姉妹店:おん 枚方本店
プラン予約:火のや 温のプラン一覧
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 枚方・交野×シーフード料理
情報掲載日:2015年11月24日



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by utakatarennka | 2015-11-24 12:20 | 食べ歩き・グルメ

シクラメン

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フリー画像素材 Free Images 3.0 by:fayemozingo様よりお借りしました。http://free-images.gatag.net/


― シクラメンの花ことば ―

「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」


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近所のお宅で咲いていたシクラメンをスマホで撮影しました


 シクラメン花名の由来

花名のシクラメンは、実のついた茎が螺旋状に丸まる性質から、ギリシア語で螺旋や円を意味する
「キクロス(kiklos)」が語源になったといわれます。

和名の篝火花(カガリビバナ)は、そり返った花びらの形を見たある貴婦人が「これはかがり火のような花ですね」
と言ったことから日本の植物学者、牧野富太郎(1862~1957)によって名づけられました。


 シクラメン花言葉の由来

「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」の花言葉は、雨から花粉を守るために下向きに咲くシクラメンの花が、
恥らっているように見えることに由来します。

また、赤いシクラメンの「嫉妬」の花言葉は、そり返った花びらが炎のように見えることから、
燃え上がる嫉妬心を連想したものといわれます。


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赤いシクラメンの花ことばは「嫉妬」」


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ピンクのシクラメンの花ことばは「憧れ」「内気」「はにかみ」


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白いシクラメンの花ことばは「清純」



 お見舞いにはNG

「死」「苦」との語呂合わせや赤色の花が血をイメージするなど、病院への見舞いにシクラメンを持っていくことは
縁起が悪いとされています。


↓ こちらのサイトから記事をお借りしました



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by utakatarennka | 2015-11-23 14:36 | 花ことば

Dr.Yamada World ⑩

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【1920×1080】 クールで かっこいい壁紙 900+ 【フルHD】様よりお借りしました。
http://matome.naver.jp/odai/2133583394265151801?page=2


   Dr.Yamada file.10 【 王家の墓 】

 大和大学エジプト考古学の山田教授とその助手佐藤は、ルクソールにある王家の谷で迷子になっていた。
「この辺りに未発掘の王家の墓があるはずなのだ」
「その地図に描かれている場所で本当にあってるんですか?」
 助手の佐藤がいささか不安な面持ちで訊ねた。
「ああ、間違いない! このパピルスにヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)で書かれているのだ」
 大事そうに手に持ったパピルスを睨んで、山田教授は首を捻っている。
「どれどれ……」
 教授からパピルスを奪うと佐藤は自分で解読を始めた。
「オウケノタニノマンナカアタリ」
 ブッと思わず吹いてしまった。
「教授、こんないい加減な説明じゃあ信用できません。第一、それどこで手に入れたんですか?」
「二十年前、わたしがピラミッド発掘隊に助手として同行した時に、カイロの土産物屋のオヤジから貰ったものだ」
「マジっすか? そんないい加減な手掛かりで我々は、エジプトくんだりまできたんですか」
 呆れ顔の佐藤に山田教授はにこやかに答えた。
「佐藤君が、俺はエジプト考古学専攻なのに一度もエジプトに行ったことないなんて恥かしいっす。て、いつもボヤクから連れてきてやったんじゃないか」
「ま、まあ……。大学から旅費が出てるんだし観光だと思えばいいか」
「いや、わたしの旅費は研究費で賄ったが、君の分は自分で出して貰ったよ」
「はあ? どういうことすっか?」
「君が寝ている時に、君の財布からカードを抜いてローンで借りた」
「ほわぁっ!!」
「ATMでカードを使った時に、君の暗証番号を後ろで見て知ってたから簡単だったよ。とりあえず五十万ほどリボ払いで借りた」
 悪びれる風もなく説明する山田教授の前には、阿修羅の形相の佐藤がいる。いきなり胸倉を掴むと、
「この糞オヤジ! よくも俺のカードを勝手に使いやがったなっ! アンタこれが犯罪だという認識があるのか!?」
「まあまあ落ち着きたまえ。これも研究のためじゃないか」
「ガサネタの地図とカード詐欺、こんな教授にはついていけない。俺は今すぐ日本に帰ります!」
 そういうと佐藤は踵を返して、どんどん歩きだした。
「待ってくれ佐藤君! わたしを置いて行かないで……」
 追いかける山田教授だが、突然、佐藤の姿が目の前から消えた。


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「おーい、佐藤君どこだ?」
 風のように消えてしまった助手を捜して、教授は右往左往していた。
「教授、こ、ここです」
 隠れて見えなかったが、岩と岩の間にぽっかり穴が開いている。そこから佐藤の声がした、どうやらこの穴に落ちたらしい。
「今、助けてやる! ロープを下ろすから這い上がってくるんだ」
 リュックの中からロープを取り出し穴の中におろし、手に持ったロープを体に巻きつけて足を踏ん張り持ち上げようと力む山田教授だった。だが、佐藤がロープを掴んで上がろうとした瞬間、ロープと一緒に山田教授が穴の中へ転がり落ちてきた。
身長165センチの痩せた男が、180センチ以上のガタイのでかい男を引っ張り上げようなんて、しょせん無理な話である。
「イテテ……教授、何やってるんすか」
 佐藤の上に見事にダイブした。
「日頃からダイエットしないから、大事な時に助けられないじゃないか」
「そんな問題じゃないでしょう。二人とも穴に落ちてどうやって助けてもらうんですか?」
「う~む。困った」
「あっ! スマホで助けを呼ぼう」
 ポケットからスマホを取り出したら、穴に落ちた時に圧し潰されていた。
「ダメだ! バキバキに壊れてる」
「佐藤君は日頃から食べ過ぎなんだ。だから体重でスマホまで粉々にしてしまった」
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょう。この穴から出られなかったら、我々はカラカラに干乾びて……ミイラになってしまうんだ」
「いわゆる《ミイラ盗りがミイラになる》とことわざ通り」
 嬉しそうに喋る山田教授に、助手の佐藤はキレそうになる。
「じゃあ、教授の携帯で連絡してください」
「わたしの携帯は料金未納で今止められているんだよ」
「うわ~! 信じられない」
 頭を掻き毟り絶叫する佐藤であった。


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自分の名前をヒエログリフに変換できるサイト
「かな・ヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)変換」
http://uenosato.net:8080/~moji/php/kana_hrg.php


「出口を探して穴の中を探検しよう」
 リュックの中には探検用グッズが入っている。ライト付きのヘルメットを被り穴の中を歩く教授と助手。横穴のだが高さは立ったままでいける、約50メートルほど進むと石の扉があった。
古代エジプトの象形文字ヒエログリフが刻まれていた。
「なんて書いてあるんでしょう」
『ヨウコソ、ココガオウケノハカ』
「おおっ! まさしく我々が探していた王家の墓だ」
「教授、やりましたね! エジプト考古学史に山田研究班の名前が永遠に刻まれますよ」
「未発掘だから、中には王家の秘宝ががっぽりあるぞ!」
「黄金のデスマスクのミイラとか……」
 二人は手を取り合って喜んだ。
だが、問題はこの石の扉をどうやって開けるかだ。頑強な石の扉は押しても引いても叩いてもビクともしない。
「ひらけー、ゴマ」
「ひらけー、ポンキッキ」
「マハリクマハリタ……」
 てきとうな呪文を唱えてみるが開くはずもない。


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 こうなったら体当たりしかないと、二人で扉に向って突進しようとした瞬間、
「いらっしゃいませ。遺跡パブ『王家の墓』にようこそ」
 ミイラ男が扉を開けてくれた。
 扉の中はテーブルがずらりと並び思ったよりも広い。天井のミラーボールがきらきら輝き、クレオパトラの衣装を着た、美しい踊り子がスポットライトを浴びて踊っている。お酒を盆に乗せてミイラ男のボーイたちがテーブルの間をぬぐって忙しそうに給仕をしている。海外からの観光客だと思われる団体でここは大繁盛である。
「こ、ここは……!?」
意外な光景に、ただ茫然とする二人。
「うちは王家の墓を利用して作った遺跡パブでして、ツアーコースにも入っている名物店ですよ。まさか、裏口の石の扉からお客さんが入ってくるなんて珍しい」
「えっ? 裏口だったの」
「そこは非常口ですよ。普通はカイロから送迎バスが出ていて、王家の谷を観光した後で、うちの店で休憩してからホテルに帰るコースなんですよ」
 予想外の展開に言葉もでない二人だった。
「おや、お客さんの持ってるパピルスは二十年前、ここを開店する時にカイロの土産物屋に撒いたチラシだ。大事に取っててくれたなんて嬉しいね」
「これがチラシだったなんて……」
 がっくりと肩を落とす二人だった。
「チラシ持参なら特別料金15%OFFにしますよ。さあさあ、お席にどうぞ」
 商売上手の店長に促されるままにテーブルに着く、そこへミイラ男のボーイがオーダーを訊きにくる。
「お飲み物は?」
「カモミールティ」と教授。
「コーラLLカップ」と助手。
 そして大和大学エジプト考古学の山田教授と助手の佐藤は遺跡パブ『王家の墓』の客となった。灼熱の太陽の元、迷子だった二人は喉がカラカラで干乾びそうだった。地獄で仏、いや砂漠でパブとは命拾いをした。
 王家の秘宝よりもチラシのお陰で得したと、ほくそ笑む山田教授だった。


― End ―


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   創作小説・詩
by utakatarennka | 2015-11-21 12:16 | SF小説
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画像はTwitterから流れてきたものをお借りしました。


かつて読書家だった私ですが、
最近は創作することばかりに腐心して
本も読まず、読書の楽しさを忘れてしまっていた。

面白い物語を書くためには、
私自身が読者の視点に戻るべきだと考え
『読書日誌』を付けようと思い立った次第であります。





 ■ 著者名 ■

『蛍・納屋を焼く・その他の短編』

 ■ 著者 ■

村上春樹

 ■ 出版社 ■

新潮文庫

 ■ ジャンル ■

小説
 
 ■ あらすじ ■

秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。
ダッフル・コートの厚い布地を通して、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。
彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の僕の温もりではなく、誰かの温もりだった……。
もう戻って来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。

 ■ 感想 ■

「蛍」は、いかにも村上春樹らしい、切なくも美しい青春の想い描いた小品でした。
「納屋を焼く」は、僕という一人称の主人公が村上春樹自身のように思えてくるような話づくり。
私は短編集の中で「踊る小人」と「めくらやなぎと眠る女」が面白かった。
小人はファンタジーぽい話だったし、まくらやなぎは僕といとこの会話が興味深かった。
村上春樹はどんな話でも器用に書きこなす作家なんだと感服させられた。

 ■ 参考になったこと ■

あとがきの村上春樹が、「理由はうまく言えないけれど、小説を書くことがとても好きです」
この言葉に妙にシビレた! この作家は言葉で読者を誑すんだと思った。

 ■ 評価 ■

 ★★★★☆



   ブログ
by utakatarennka | 2015-11-19 12:13 | 読書日誌
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by utakatarennka | 2015-11-18 11:59 | 時空モノガタリ
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かつて読書家だった私ですが、
最近は創作することばかりに腐心して
本も読まず、読書の楽しさを忘れてしまっていた。

面白い物語を書くためには、
私自身が読者の視点に戻るべきだと考え
『読書日誌』を付けようと思い立った次第であります。





 ■ 著者名 ■

『ルームシェア』

 ■ 著者 ■

宇木聡史

 ■ 出版社 ■

宝島社文庫

 ■ ジャンル ■

小説
 
 ■ あらすじ ■

いままで付き合った男すべてに浮気をされたという恋愛遍歴を持つ斎藤美央、24歳。
そんな美央は「完璧に素敵な部屋」で、同じ歳の男、月島陸とルームシェアしていた。
恋愛感情はないまま5年も一緒に暮らしていたふたりだったが、ある日、美央が陸に「彼氏(仮)」に
なって欲しいと頼みこんだことから、二人の関係が少しずつ変わり出す……。
天真爛漫な美央と優しくて健気な陸が織り成す、キュートな恋の物語。
第五回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作。

 ■ 感想 ■

恋愛感情のない男女がルームシュアで同じ屋根の下で暮らすというアイデアが面白い。
ただ、女性の立場で考えれば、いくら部屋が気に入ったとはいえ、見ず知らずの男性とすんなり同居って……
あり得ない気がする。
もう少し実質的に納得できる理由も欲しいし、周りの反応も気になるところだ。
ストーリーは読みやすく、分かりやすいので感情移入しやすいと思う。
個人的な趣味でいうなら、最後はハッピーエンドになってほしかった。

 ■ 参考になったこと ■

いまどきの軽めのネタもいいね!

 ■ 評価 ■

 ★★★☆☆



   ブログ
by utakatarennka | 2015-11-11 13:15 | 読書日誌
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表紙はフリー素材 [ 四季の素材 十五夜 ] 様よりお借りしました。
http://ju-goya.com/



詩小説 時代屋シリーズ 其の弐

【 竜田姫と楓の木 】

日本には四季を司る四柱の女神がいます
春を司る佐保姫(さほひめ)
夏を司る宇津田姫(うつたひめ)
冬を司るのは筒姫(つつひめ)
錦秋の紅葉の華やかさは竜田姫(たつたひめ)
風神でもある、秋を司る女神です

ある日、竜田姫は白い牝鹿に変身して
竜田山の森林を散策しておりました
山では楓が真っ赤の染まり
柿や栗の木にはたわわに実って
古い木の株にはきのこも生えています
今年も豊穣の秋だと満足に微笑む竜田姫でした

その時、一本の矢が飛んできて、
牝鹿の脚に突き刺さりました
痛みに嘶く、白い鹿の姿の竜田姫に、
弓矢を持った若武者が走り寄ってきました
「ああ、なんてことをしてしまったんだ」
薬草を牝鹿の脚に塗ってくれたのです

「白鹿は竜田山の精霊に違いない」
どうかお許しくださいと、額ずいて
若武者は何度も謝りました
鹿に変身した竜田姫は元の姿に戻り
「そこな、若武者よ。吾は竜田姫じゃあ」
美しい女神の出現に若武者は驚き目を見張った

燃えるような楓の木の下で
竜田姫と若武者は惹かれあったのです
この場所でふたりは会うようになりました
永遠に時が止まったように
ふたりは手を握り見つめ合っています
不老不死の女神と人間との儚い恋

若武者の国に隣国から兵が攻めてきました
「竜田姫、私は戦(いくさ)に行かねばなりませぬ」
「どうか、ご無事に! 武運長命じゃあ!」
そう唱えると、真っ赤な楓で鎧甲冑を紅く染めた
「吾はこの楓の木に宿って、そなたの帰りを待っています」
紅い鎧甲冑で馬に跨り、若武者は出陣していきました

それから、ずっと楓の木の下で
来る日も、来る日も、来る日も……
ひたすら若武者の帰りを待ち焦がれる
不思議なことに、楓の木は一年中紅葉していた
まるで燃える竜田姫の恋心のように
美しい唐衣裳(からぎぬも)を広げたように

そんな或る日、紅い鎧甲冑姿が通りかかる
だが、その者は待ち望んでいた若武者ではなかった
「紅い鎧甲冑では目立つ、戦では数多の矢が放たれる」
これを身につけていた者は矢に当って死んだという
ああ、なんてこと! 吾が紅く染めた鎧甲冑のせいで
あの若武者が矢に討たれたというのか!?

嘆き、悲しみにくれる竜田姫
宿っていた楓の木が一気に落葉してしまった
葉っぱが風に舞い 秋の空を真っ赤に染め上げて
女神の流した涙で「竜田川」が生まれた
秋風に吹かれると、なぜか切ない気持ちになるのは……
竜田姫の悲恋のせいかも知れません


          
― 終り ―



泡沫恋歌(うたかた れんか)は、ここでも活動しています。
詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう



   創作小説・詩
by utakatarennka | 2015-11-10 13:04 | 詩誌AVENUE
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職場の同僚四人で飲み会です。

おばさんばかりですが、その内二人はとてもお酒が強い!
だから、昨夜は私も調子こいてだいぶ飲み過ぎたぁ~(〃´o`) =3 フゥ~

今回、来店したお店は和風居酒屋、くいもんや 「柚庵(ゆあん)」です。


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まずは付きだしです


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茄子の味噌田楽、鳥そぼろがかかっています


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じゃこの乗ったサラダ、周りの四角くて白いものがお豆腐だよ


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香里園の「柚庵」は結構古くからあるお店です。

ここにきたのは、たぶん5、6年振りだと思いますが、店の雰囲気や料理もあまり変わっていない。
居酒屋乱立地帯の香里園で長く続いているのは本当に凄いことだ。


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牛タンですが、私は嫌いなので食べていない


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あさりの酒蒸し、四人で分けたらひとり貝3つ、ちょっと量が少ないよ


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鰊と大根の煮物、大根が柔らかくて美味しい!


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〆は焼きおにぎりのお茶漬けでした


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料理は美味しいんだけど、全体的に量が少なめ・・・
おばさん四人で食べたら、いくら頼んでも料理が足りないよ(;一_一)

値段はリーズナブルな居酒屋チェーンに比べて、やや高めかな。


くいもんや柚菴
ジャンル:和風居酒屋
アクセス:京阪本線香里園駅 徒歩3分
住所:〒572-0084 大阪府寝屋川市香里南之町30-30 香栄ビル1F(地図
周辺のお店のプラン予約:
うまい野菜と魚がいっぱい 和んば のプラン一覧
「坐・和民」 古川橋北口店のプラン一覧
山内農場 荒本駅前店のプラン一覧
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 寝屋川×居酒屋
情報掲載日:2015年11月9日



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   ブログ
by utakatarennka | 2015-11-09 09:29 | 食べ歩き・グルメ